ローコスト住宅のタマホームとパパまるハウスを比較!
目次
- ローコスト住宅のタマホームとパパまるハウスを比較!
- 大手不動産サイト「スーモ」でパパまるはどのよう紹介されている?
- SUUMOで見つけた!アメリカンスタイルのタマホーム
- ラグジュアリーな平屋がまさかの30万円/坪で!?
- アイダ設計とパパまるハウス、住みやすいのはどっち?
- 「アパートからマイホームへ」のパパまるハウスは本当にお得なのか?
- ファミリーに人気の「40坪」で比較してみるとどうなの?
- 断熱材は何を使っているの?
- キッチンを基準に選ぶならどっち?
- もしかして、お風呂は同じ?
- 実は一番くつろげる空間!トイレを比較してみよう
- コロナ渦で打ち出した新しい企画に注目!
- 若者を意識しているのは圧倒的にタマホーム!
- 【まとめ】正真正銘のローコスト!コスパで選ぶならパパまるハウス
タマホームもパパまるハウスも、「ローコスト住宅」の代表格として社名が挙がるメーカーです。
具体的に、坪単価や総額はいくらになるのでしょうか?
今回は、大手住宅情報サイト「SUUMO」に掲載されている建築実例も参考にしつつ、二社の共通点や違いを抽出していきます。
ローコスト住宅なんてどこも似たようなものだろう。
なんて思っていませんか?
しかし実際に細かく比較してみると、似ているように見えて実は全く違う!
だからこそ家づくりは楽しく、なかなかメーカーを決められないのです。
住宅ハウスメーカーにも様々なところがありますが、低価格路線のハウスメーカーといえばタマホームとパパまるハウスの名前が挙がってくるかなと思います。
どちらのハウスメーカーも800万円台から考えることができるハウスメーカーで、不況が続く現代ならば一度は検討してしまうかなと思います。
しかし、タマホームだと結局は総額3000万円以上で家を建てることが多くなっているという噂が多く、反対にパパまるハウスならば総額2000万円程度で家を建てられるようです。
これは標準仕様を含んだ計算方法に違いがあり、タマホームではシステム上どうしても値段が上がるようです。
価格だけならばパパまるハウスに軍配が上がりそうですが、見た目についてはあまりいい意見がないので、モデルハウスの確認や営業の人としっかり話してから決めたいなと思います。
マイホームを作る際には、実際にモデルハウスに行ったり友人から話を聞いたり、さらにネットにて情報を集めることになるかと思います。
特にネット上でのブログや口コミは見ることになるかと思いますが、不動産の総合サイトである「スーモ」にはお世話になることがあるでしょう。
スーモでは各ハウスメーカーの情報や実際に建てた人の写真などが載っているので、一度に情報を確認するには打って付けかなと思いますね。
スーモにも格安ハウスメーカーの「パパまるハウス」の情報は掲載されており、特にプッシュされているのが「標準仕様」という点ですね。
格安にも関わらず標準仕様がしっかりしているメーカーは少ないのは大きなメリットだと思いますし、実際に建てた人の内装写真も生活するには問題ないことが伝わってきます。
実際に、SUUMOでタマホームの平屋実例を見てみましょう。
参考価格は「34.0万円~75.0万円/坪」と明記されていますね。
34万と75万円だと倍くらい違いますよね。
タマホームは「ローコスト住宅のようでいて、実際はそうじゃない」という評判も聞きますが、この数字を見ても施工内容(プラン、オプション)によって金額幅がありそうです。
平屋の実例だと、アメリカンスタイルが目を引くこちらのお宅が印象的。
出典:SUUMO 公式サイト タマホームの実例 アメリカンスタイルの平屋
正直、タマホームの注文住宅は価格が安い分、デザインはあまり冒険できず無難な外観になってしまうのかな・・・という先入観がありましたが、こんなオシャレな家も建てられるんですね。
間取りを見ると、中心に広いリビング、それを囲むような形で洋室2つ、そして主寝室。
夫婦二人に子供1~2人という家族構成にちょうど良さそうな間取りですね。
日本の住宅では珍しいカバードポーチもあるので、犬を飼うにもちょうどよさそうな設計だなと感じます。
愛犬とじゃれる子供、その傍らでゆったりとコーヒータイム・・・みたいな優雅な生活を自然と思い描ける家です。
価格は、1,500万円~1,999万円、坪単価にすると51.5万円~68.6万円なので、タマホームの注文住宅の中ではちょうど中心の価格帯に当たる建築事例ということになりますね。
続いてこちらは、パパまるハウスの紹介ページ。
参考価格は「31.1万円~38万円/坪」とあります。
タマホームに比べると価格幅が狭いので、建てる立場としてはちょっと安心ですよね。
「一体、どこまで跳ね上がるんだろう」とハラハラせずに話を聞けそうです。
SUUMOでは二階建ての事例しか紹介されていませんが、価格は880万円のお宅もあり「本当に880(パパまる)なんだ!」とテンション上がります。
では平屋はどうなのか?
公式サイトに掲載されているプランを参考にしてみましょう。
「軽井沢の家」というリゾート感満載の平屋が1,380万円。
坪単価に換算すると30万円そこそこです。
一般的に、平屋は基礎や屋根の面積が広い分だけ2階建てよりも価格が高くなる傾向があります。
リビングの掃き出し窓の外にはコンパクトなウッドデッキがあり、やはり犬と一緒に暮らすにはベストな設計。
室内は白壁×ナチュラルブラウンの建材の組み合わせで、全体的に北欧テイストなインテリアになっています。
たっぷり物を収納したり、子供の隠れ家やパパ・ママの趣味空間としても使えそうなゆったりロフトがあるのもポイントですね。
平屋なのに縦方向にも解放感があり、のびのびと子育てができそうな実例だなと感じます。
住宅ハウスメーカーの中にでも低価格なローコスト住宅の数は増えており、アイダ設計とパパまるハウスと呼ばれるメーカーがあります。
アイダ設計といえば「555万円の家」というプランがあり、目が飛び出るほどに安い設定のプランはつい飛び付いてしまいそうです。
ですが、555万円の家には様々な制約があり、こちらは本体価格だけなので追加の費用が発生し、さらに坪数についても限定されるようです。
それに対してパパまるハウスの家は880万円から考えることができる家となっており、標準仕様もきちんとついて30坪程度の家が購入することができるようです。
アイダ設計だと色々追加して費用が高くなりそうですが、パパまるハウスならば土地代や諸費用含めてもあまり高くならないかなと思いますね。
マイホームを建てたいけれど、ローンのことや予算のことが頭をよぎって二の足を踏んでしまう人も多いかと思います。
そんなマイホームを諦めているご家族に向けて商品を提案しているのがパパまるハウスです。
30坪程度の家も880万円から考えることができるハウスメーカーというのは、なかなか類を見ないかなと個人的には思いますね。
実際に費用としては本体価格の880万円と諸費用、土地代になってくるようなので、総額としては2000万円程度になってくるでしょう。
月8万円から10万円のアパートに10年以上暮らすのであれば、2000万円で家を建ててしまったほうがお得になってくるかと思うので、費用面で考える場合はぜひ検討したいメーカーだなと思います。
夫婦に子供2~3人のファミリー向けの間取りとしては、「延べ床面積40坪」が人気。
では、仮に約40坪で家を建てるとしたら、タマホームとパパまるハウスとどちらが魅力的なのか?
SUUMOに掲載されている実例を元にして比較してみましょう。
出典:SUUMO 公式サイト タマホームの実例 【2000万円台/140.77平米/間取り図有り】家事ラク&趣味を心から楽しめるカリフォルニアスタイルの住まい
まずはタマホームですが、アシメトリーなアメリカン風の外観が印象的なお宅。
旦那様がサーフィン好きとのことで、アメリカ西海岸をイメージして設計したそうです。
奥様には「将来はカフェを開きたい!」という夢があり、それを実現すべくキッチン前にカウンター席、玄関横にテラスと土間スペースがあるのも個性的ですね。
シューズクローク、パントリー、ウォークインクローゼットと広めの収納も充実しているので、趣味の荷物が多い方などは重宝する間取りではないかと感じます。
これだけのこだわりを詰め込んでも坪単価50万円そこそこで建てられるというところに、タマホームの大手ならではの実力を感じますね。
続いては、パパまるハウスの実例を。
出典:SUUMO 公式サイト パパまるハウスの実例 子育てに奮闘するママさんならではの、こだわりとアイデア満載のマイホーム
こちらも、玄関横の収納がたっぷりあるのがまずは魅力的。
個人的には、洗面バスルームの奥にある物干しスペースが高評価ポイントでした。
風通しや日当たりも良さそうなので、わざわざ外に干さなくてもこのスペースに干せば乾きますよ!ということなのでしょう。
洗濯する→干すの動線がスムーズなのは家事効率が上がりますね。
二階の廊下を利用した長い本棚があるのも、本好きな家族にはピッタリですね。
結構たくさん収納できそうですし、下に市販の棚を追加していけばちょっとしたファミリー図書館になりそうです。
全体として「すごくこだわってます!」という感じはないものの、随所に気が利いた工夫があって「住みやすそうだな」と感じました。
価格は、坪単価が30万円台という驚愕の安さ!
部屋の温度、湿度調整も自動で管理できる「Z空調」もついてこの金額なら、かなりのコスパですね。
どちらも魅力的でいい勝負ですが、やはり「デザイン力」「顧客の希望実現度」でいうとタマホームのほうに軍配が上がるかな?と感じました。
メーカー比較には様々な基準がありますが、夏の暑さが年々厳しくなっている日本では「断熱性」が重要視されています。
極端なことを言えば、「どんな断熱材を使っているのか」「断熱性を示す数値はどうか」という点を基準にして依頼するハウスメーカーを決める人もいるくらい。
当然、タマホームとパパまるハウスの断熱材・断熱性能も気になりますね。
タマホーム
- 壁・・・吹付けウレタン断熱(木材の経年変化に対応しやすいのが特長)
- 天井・・・吹込みグラスウール断熱18K 320mm(隙間なく施工して熱の出入りを徹底的にカットします)
- 床・・・フェノールフォーム断熱材(床全体を覆うことで足元からの冷気の侵入を防ぐ)
出典:タマホーム 公式サイト 大安心の家 [暖] PREMIUM断熱性能
パパまるハウス
アクアフォーム(地球にやさしいウレタンフォーム素材)を隙間なく施工。
グループ会社の本体である桧家住宅の公式サイトによれば、壁は80mm、屋根は95mm~310mm、基礎は40mm~75mm(地域によって異なる)と場所によって断熱材の厚みは変えているようです。
熱の逃げにくさを表す指標として「UA価」というものがありますが、タマホームのモデルケースでは0.56(大安心の家)。
パパまるハウスは具体的な数値が公表されていませんでしたが、実際にヒノキヤグループで家を建てた方の情報によれは「0.7」というのが、信ぴょう性がありそうな数値です。
数値だけで見れば、「断熱性」に関してはタマホームに軍配が上がるでしょう。
しかし、タマホームは商品数も多く、商品によって断熱性の数値もかなり違ってくるようなので、その数値だけですべてを語れるものでもありません。
「0.56」という数値は「大安心の家 暖 premium」という同社の商品の中でも断熱性能が高いクラスの商品なので、もっとグレードの低めの商品だと数字は落ちるでしょう。
一方のパパまるハウスは「Wバリア工法」という断熱施工にかなりの自信を持っているようなので、やはり実際に両方のモデルルームに行ってみてその快適性を自分の感覚で確かめてみることが大事ですね。
出典:桧家住宅 公式サイト 省エネECOハウス Wバリア工法
可能ならば、春夏秋冬全ての季節で室内環境を確かめてみるのが理想的!
一家の料理長たる奥様目線で考えれば、絶対に気になるであろうキッチン。
タマホームとパパまるハウスの標準キッチンはそれぞれどんな感じなのでしょうか。
タマホーム(大安心の家)
クリナップ、LIXIL、EIDAI、タカラから選べます。
レイアウトも、壁付け、対面、アイランド、ペニンシュラとあるので、まずは「どんなキッチンにしたいのか」というコンセプトをハッキリさせることが大事ですね。
また、クリナップを除く3社のキッチンでは、ビルトイン浄水器、ハンドシャワー水栓、リビング収納、人造大理石ワークトップ、床下収納が標準でついているのも魅力的!
いずれもオプションでつけようと思ったら高くつくものばかりですから、これらを標準にしてもらえるのはありがたいですね。
タマホームがいわゆる「ローコスト住宅」から脱却して坪単価がちょい高めになってきたのは、こういった標準仕様を充実させてきたことも一因なのでしょう。
「そんなの別に要らないから、もっと坪単価を安くしてよ」
という声ももちろんあるかと思いますが、
「オプションとか、選ぶのがよくわからなから・・・、ちょっとくらい坪単価が上がっても標準でいろいろ充実していてくれたほうがありがたい」
という方も多いのではないでしょうか。
パパまるハウス
標準仕様は、「高品位ホーローキッチン」。
メーカー名は明記されていませんが、ホーローといえばタカラですね。
実際に、コチラの物件では「タカラホーローシステムキッチン」と記載されていますのでタカラのキッチンと見て間違いないでしょう。
出典:パパまるハウス 公式サイト モデルハウス展示場 福島県飯坂町
なんといってもホーローは、汚れに強くお手入れが簡単。
家事ラクを目指すなら、ホーローキッチンが最強です。
出典:パパまるハウス 公式サイト 標準装備 オプション ホーローキッチン
こうして比較してみると、キッチンに関してはタマホームのほうが「選択肢が広い」という点で有利かもしれません。
しかし、タマホームのラインナップにも入っているように、タカラは「デザインよりも機能性重視」な方には根強い人気があるメーカーです。
「キッチンにはあまりこだわりがないから、別にバリエ―ションの豊富さを求めない」というタイプの方なら、キッチンの情報だけでは決め手にはならないでしょう。
バス、トイレなど他の水回り設備も一つ一つ比較した上で選ぶことをおススメします。
キッチンに代表されるように、「水回りの設備がどうなのか」は住宅メーカー選びでも特に気になる点だと思います。
人間が汚れ物を流す場所ですからほったらかしておいたら汚れてしまうのですが、だからこそ「汚れに強い素材なのか」「メンテナンスのしやすさはどうなのか」というのは気になるポイントですね。
キッチンに続いて注目してみたいのはお風呂。
タマホームとパパまるハウスのお風呂設備を比較してみたところ、あることに気付きました。
コチラがタマホームのお風呂。
出典:タマホーム 公式サイト 機能性を重視した広さ自慢のシステムバス。
出典:タマホーム 公式サイト 機能性を重視した広さ自慢のシステムバス。
そしてコチラが、パパまるハウスのお風呂。
出典:パパまるハウス 公式サイト 充実の標準装備 装備品システムバスルーム
角度や明るさが違うので一見気づきにくいのですが、どちらも同じ商品が使われているんですね。
使用されているのはLIXILの商品で、実は我が家も同じです。
特長は2つ。
出典:パパまるハウス 公式サイト 充実の標準装備 装備品システムバスルーム
一つは、足元の「冷ッ」とした感じを緩和してくれるキレイサーモフロア。
オリジナルな断熱構造になっており、冷たさを感じにくい設計になっています。
表面がボコボコしていて皮脂汚れが固着しにくく、汚れに強いというのもポイントですね。
ただし、ほっておくとピンクカビは発生します!
定期的なメンテナンスはやはり必要ですので、その点は誤解なさらないほうが良いと思います。
二つ目の特長は、くるりんポイ構造の排水口。
水が渦を巻く原理を利用して、髪の毛などのゴミをキレイにまとめてくれるんです。
髪の毛が分散せず一つの塊のように集まってくれるので、乾いたらサクッ、ポイッと捨てられるのは助かりますね。
実際に使用してみた感触としても、標準装備としては申し分ないバス設備だと感じます。
ちなみに、タマホームの場合はPanasonic、TOTOのバスも選べます。
パネルカラーのバリエ―ションや浴槽の断熱性能にこだわりたい方はタマホームのほうが魅力的に感じるのではないでしょうか。
実は一番くつろげる空間!トイレを比較してみよう
トイレは、家の中で唯一“ひとり”でくつろげる場所だ・・・。
そんなお父さんたちも多いことでしょう。
タマホームとパパまるハウスのトイレがどんな感じなのかも気になります。
タマホームの「大安心の家」では、トイレはLIXIL製かTOTO製かのどちらを選べるようになっています。
スタイリッシュなタンクレストイレ。
具体的な商品名は明らかにされていませんが、LIXIL製品は「ベーシア」。
これは、住宅メーカー向けの商品なのでLIXILの公式サイトには掲載されていません。
全体的にシャープなフォルムなので、トイレ掃除にありがちな「細かい部分が拭けず汚れが残ってしまう」というデメリットが解消されています。
しかも、奥も手前も便座のフチがまるごとない!
勢いの良い水流でグルッと強力に流してくれるので、「汚れ」の処理がラクちんというのが魅力的ですね。
一方、TOTO製品はホームビルダー向けの商品のようで、タマホームのカタログには「NJ」「ZJ」という形で表記されています。
ただ、一部の情報では「ネオレスト」や「GG800」シリーズだという情報があります。
どちらにしても、シンプル&美しい形状と、少ない水でしっかり汚れを落とすトルネード洗浄、フチなし形状が特徴的。
表面がつるつるで汚れがつきにくい「セフィオンテクト」という技術が採用されているのもTOTOならではの魅力ですね。
パパまるハウスで標準採用されているのは、TOTOのプレミスト。
出典:パパまるハウス 公式サイト 標準品 トイレ・洗面化粧台
「プレミスト」というのは、自動的に便器にミスト(水)を吹きかける技術のこと。
⇒ 参考:TOTO 公式サイト プレミスト ぐるっと拭けるフチなし形状
これにより表面に水の膜ができるので、汚れが付着しにくくなるんです。
さらには、汚れが溜まりやすく“死角”になりがちだったフチ部分がない!(これはタマホームのトイレでも同じです。)
出典:パパまるハウス 公式サイト 標準品 トイレ・洗面化粧台
お掃除の手間もちょっと省けるので、家事の時短にもつながりそうですね。
タマホームでもパパまるハウスでも、トイレはデザイン&機能性重視で満足度が高い商品が採用されていることがわかりました。
コロナ渦で打ち出した新しい企画に注目!
テレワークが増え、「無理して都会に住む必要がない」と人々の住宅観は大きく変わりつつある昨今。
郊外で戸建てを買う人が増えているようです。
実際、タマホームは、2021年5月期の期末配当を引き上げました。
「郊外型の住宅購入」×「おうち時間」に特化した新しいプランを打ち出すなど、波に乗っているようですね。
こちらのイメージ画像からもわかるように、タマホームは「家にいても自然の恵みを感じ、“心の豊かさ”を育める家づくり」を大事にしていることが分かります。
一方のパパまるハウスは、コロナ渦でペットを飼う方が増えたことに着目。
ペットの目線に立って、快適で過ごしやすい家づくりにウェイトを置いています。
出典:パパまるハウス 公式サイト ペットとおうち時間 COLORFUL
どちらも「おうち時間をもっと豊かに、楽しく」というコンセプトは一緒ですから、やはりターゲットとしている層は大きく変わらないんですよね。
ただ、両者の戦略の微妙な違いもよく伝わってきます。
タマホームは文章多めで”理詰め”な印象、一方のパパまるホームは写真やイラストなど”視覚”に訴える作戦です。
すなわち、タマホームは「論理型」の人を、パパまるは「感覚/直感型」の人に刺さるような広告戦略。
どのメーカーを選ぶかでその人の思考パターンもわかってしまいそう。
住宅メーカー選びはなかなか奥が深いものだなと感じます。
若者を意識しているのは圧倒的にタマホーム!
タマホームもパパまるハウスも価格的には「ローコスト」を謳い文句としていて、メインターゲットは若者。
その点は共通のハズですが、PR戦略でいうと圧倒的にタマホームに軍配が上がるように感じます。
例えば、若者の情報検索ルーツとして欠かせないインスタグラム。
タマホームは月に何度も更新していてフォロワーの数も7.2万人。
対するパパまるハウスさんは、更新頻度が低めでフォロワーも2000人ほどです。(2021年8月現在)
タマホームさんは人気アーティストのadoさんとコラボするなど話題作りにも余念がありませんが、パパまるハウスさんはあまり宣伝に労力をかけていないという印象。
その分、コストを安くできるというメリットはあるのでしょうが、若者をターゲットとするならもう少しPRに力を注いでも良いのではないかと感じます。
どんなに良いものも、その良さが伝わらなければ意味がありませんよね。
インスタの写真を比較してみても、やはりタマホームさんは撮り方、魅せ方がうまい!
実際には商品の品質には大きな差がないにも関わらず、「見学に行くならタマホームさんのほうがいいかなあ」と思えてきてしまうのですから、やはり広告の力はあなどれません。
こういう戦略の違いが、結果的に私たち消費者にどのように還元されるのか。(広告にお金をかけないから価格も安いとか)
魅力的な宣伝であるほど、実は多くを奪われる結果になるのではないか・・・とか。
メーカー選びの際には、そういった「商品以外の戦略」を比較してみるのも面白いかもしれませんね。
【まとめ】正真正銘のローコスト!コスパで選ぶならパパまるハウス
同じくらいの価格帯のハウスメーカーとの比較を元に、パパまるハウスの特徴についてまとめてみました。
ポイントをおさらいしましょう。
- タマホームとの比較だと、パパまるホームのほうがお安い
- パパまるハウスはローコストだが標準仕様が充実している
- アイダ設計もローコストだが、あれこれ追加で結局高くなる
- 月8万円以上の家賃を払い続けるなら、パパまるで建ててしまったほうがオトク
- 断熱性に関しては、数値の上ではタマホームのほうが優れている
「ローコスト住宅メーカー」でひとくくりにされていても、詳しく見ていくとそれぞれ中心価格帯は異なりますし、実施は謳い文句ほどローコストではなかったりするものです。
その点、パパまるハウスは正真正銘のローコストで、なおかつコスパの良いメーカーと言って間違いなさそう。
コストを抑えて満足度の高い平屋を建てるなら、絶対に外せないメーカーの一つではないでしょうか。
平屋建ての総合情報
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- パパまるで購入する際は屋根に注意したい!
- パパまるでは各プラン毎に間取りが決まっているようです
- パパまるハウスではローンのサポートはある?
- パパまるハウスはほとんど建売と同じ?
- パパまるハウスのプランは少し変わっているようです