【健康診断と住宅ローン】経過観察や肝機能の問題で再審査で落ちる
目次
- 健康診断で「経過観察」と診断された際の影響
- 健康診断が「再審査」、住宅ローンはどうなるのか
- 住宅ローンの審査では健康診断の結果をきちんと言うべき!
- コレステロール値に問題がある場合
- 高血圧は問題になるか
- 中性脂肪が高い場合、住宅ローン団信に影響があるか
- 糖尿病でもあきらめない!住宅ローンを借りるためにできること
- 健康診断で異常があると確実に審査は落ちるのか
- メンタルの通院歴は審査にどう影響するの?
- 意外!レーシック手術もローン審査に影響する
- 審査が通っても安心できない?返済中に「万が一」があったらどうなる?
- どうすれば健康になれるの?具体的なアクションを起こすために
- え!新型コロナで審査に落ちる!?
- 知ってた?「お金の健康診断」で最適な住宅ローンを選ぶ
- 1日4分の運動でローン審査に通るようになれるかも!?
- 審査は意外とユルいかも?こんな体験談もあります!
- 「脂肪肝」って病気なの?
- 肝機能はどこまで問題になる?
- 【まとめ】罹患歴や手術歴があってもローンは組める
住宅購入は、○千万円単位のビッグなお買い物。
ローンを組むとしたら、やはり健康状態は審査結果を大きく左右します。
ローンを組むには完全に健康でなければいけないのか?病歴や手術歴は審査にどう影響するのか。
今回は、健康診断が住宅ローン(団体信用生命保険)の審査結果に与える影響について調べてみました。
過去に、ガンで手術しました。
今、高血圧で薬を飲んでいます。
・・・ある程度の年齢になれば、誰でも一つや二つ、健康上の問題は抱えています。
それでローンが組めないなんて、あり得るの!?
住宅ローンを借りるとなれば、団体信用生命保険への加入がほとんどの場合は義務付けられることになります。
団体信用生命保険は契約者にもしものことがあって死亡してしまった場合、残りのローンをすべて保険会社が支払ってくれる保険です。
非常に心強い保険なのですが、この保険を受けるためには事前申告が必要となり、自分の健康状態について申告することになります。
その際、健康診断などで「経過観察」と診断された場合だと、審査に落ちてしまいそうですが、その後に何も問題なければ借りられることが多いみたいです。
ですが、ほかの病気などがある場合はもちろん記入が必要で、この項目において虚偽があると審査に通らないことも考えられるので、注意しておきたいところかなと思います。
住宅ローンを組む際に超えなければいけない壁は、なにも年収や信用情報だけではありません。
これ以外にも団体信用生命保険の告知書も含まれてくるかなと思います。
多くの住宅ローンではいざというときのために団体信用生命保険への加入が義務となっており、この審査の一環である「告知書」に自分の健康状態を嘘偽りなく記入することが求められます。
そのため、もし健康診断で「要再審査」などがあり、本当に問題がある場合はきちんと告知しておかないと、虚偽と判断されて審査が不利に進んでしまいます。
もちろん、再審査をして何も問題がなければそのまま告知したので大丈夫です。
住宅ローンについては「信用」という項目が随所で試されるので、しっかりと答えらえるようにしておきたかなと思いますね。
住宅ローンの審査で年収や勤続年数の壁を超えた後、さらに越えなければいけないのが健康診断での結果でしょうか。
住宅ローンを組む場合は団体信用生命保険に加入することが大半で、この審査では告知義務が課せられています。
この告知義務は自分の健康診断などの結果を元に、今の健康状態を告知することを言います。
もし、健康診断で肝機能などに異常があると診断された場合は、これをきちんと申告しておかないと違反行為とみなされ、審査もすべて水の泡となってしまいます。
肝機能の場合は過去3年以内に手術を受けたり、2週間以上の薬や通院をした場合は告知する義務があるようです。
ですが、再審査な度を受けて何もない場合は特に問題がないので、この辺りは神経質になる必要はないかなと思います。
住宅ローンを組む場合は仕事や年収だけでなく健康面も重要で、それは継続的な返済ができる安定性という意味と団体信用生命保険の審査に通らないと意味がないという両側面を持っています。
団体信用生命保険では自分の健康状態を健康診断などを元に告知する義務があり、これに虚偽の申告をすれば審査に通らないこともあって、しっかりと対応したいところですね。
そんな団体信用生命保険の告知義務の中でも、コレステロール値については悩む人もいるようです。
団体信用生命保険の告知義務の中に「コレステロール」に関する項目は明記されていませんが、もし重症で病院に通っている状態などであれば金融機関はチェック項目に入れるでしょう。
コレステロールについても隠すのではなく、しっかりと治療していることをアピールしたほうがむしろ好転するかもしれませんね。
住宅ローンを組む際は団体信用生命保険への加入が義務となっていることが多く、この審査を受けるには健康診断などを元に現状の健康状態を告知する義務があります。
この告知は、現在の健康状態を申告することで将来ローンを返せない可能性があるかどうか審査するようになっており、重大な問題がある場合は審査に落ちる場合があります。
また、報告しなければいけないにも関わらず行っていない場合も審査落ちという可能性があるのですが、中には高血圧に関して報告していないことで保険がおりなかったケースがあるようです。
これは、申告が無かったために高血圧が原因で死亡したとしても、保険会社に報告が無かったために保険がおりなかったようです。
隠しても何もいいことはないので、問題がある場合はしっかりと相談しておくことが重要だなと思いますね。
住宅ローンを組む際には団体信用生命保険への加入が義務となっていることが多く、さらにこの保険へ加入するためには健康診断などを元に健康状態を告知しておく必要があります。
その際、健康診断で高血圧であることが指摘されていても、特に団体信用生命保険では聞かれてないこともあって報告しない人もいるのではないでしょうか。
実際のところ、高血圧であればそこまで問題はないようですが、高血圧によって通院などをしていればそれなりのリスクがある状態だと言えます。
それにも関わらず申告をせず、問題が発生しても保険会社はカバーしてくれないことは理解しておくべきかなと思います。
トラブルがあってからでは遅いので、もし不安な場合は薬の強弱や通院状況などを申告しておいたほうがいかなとは思います。
住宅ローンを返す上で身体が健康であることは重要で、そのため団体信用生命保険に加入できるかどうかは審査にも影響してきます。
団体信用生命保険は三大疾患など生活に影響する病気に掛かっている場合は申告する義務があり、もしこれに引っかかってしまった場合は審査にも通らないことがあるようです。
では、健康診断において中性脂肪の項目で再検査などになってしまった場合などは、報告する義務はあるのでしょうか。
団体信用生命保険において中性脂肪について詳しく報告する義務などはないみたいですが、やはり生活に影響するレベルや通院経歴などがある場合は、報告しておいたほうがいいかなと思いますね。
中性脂肪だけで落とされることは少ないですし、申告に虚偽があったほうがリスクも高いので、やはり素直にいきたいところです。
住宅ローンを借りる際は団体信用生命保険の審査にも通る必要があり、年収だけでなく健康診断での検査でも何の問題がないことを示す必要があります。
ですが、すでに糖尿病などの疾患がある場合、少し厳しくなってしまうと言わざるを得ません。
糖尿病は団体信用生命保険が告知義務に掲げている病気の1つで、3年以内にこの病気で手術や投薬、治療を受けた場合は診断書を提出する必要があります。
やはり不利であることに代わりはないのですが、きちんと治療を受けていることや快方に向かっていることを診断書によって証明できれば、住宅ローンがまったく借りられないこともありません。
また、団体信用生命保険も病気に掛かっていたとしても幅広く対応してくれるプランもあるので、そちらを検討してみるもいいかもしれませんね。
健康診断で何らかの異常が判明したり、今現在病気の治療をしている人の中にはそれだけで住宅ローンを借りられないと考える人もいるかもしれません。
その理由としては、住宅ローンとセットで審査を受けることになる団体信用生命保険にあるかと思います。
団体信用生命保険では契約者の病状に関して告知書を求めるようになっており、ここで病気があることを申告すれば審査に落ちると思い込んでしまうのでしょう。
ですが、これはあくまでもリスクを見るためのもので、病状が快方に向かって入れば問題ないと見ることもありますし、結局は収入などの条件とトータルで判断されます。
一番まずいのは虚偽によって申告し、保証を受けられないことにあるので、嘘偽りなく審査に臨みたいものです。
肉体的な病に加えて、メンタル面での疾患も審査にどう影響するのか気になるところです。
一般的に、メンタル系の通院歴があると生命保険への加入は制限されてしまいます。
なぜかというと、
- 自殺のリスクが高いから
- ストレス性の病気にかかりやすいから
契約者が自殺で亡くなってしまった場合も、他の病気で亡くなってしまった場合も、最後は保険会社が残りのローンを支払うことになりますよね。
そのハイリスクを避けるために、保険会社側としては「ちょっと待った!」と加入を制限したいわけです。
しかし、生命保険への加入で問題となるのは「過去5年以内」の通院。
最後の受診から5年が過ぎてしまえば告知の義務すらありません。
「メンタルを患ったことがあるからローンを組めない」というものではありませんので、その点はご安心ください。
また、無料の保険相談の窓口などもあるので、不安なことは相談してみましょう。
メンタル系の通院歴がある方は、こちらの記事を参考にしてみるといろいろと役に立つ情報が得られると思いますよ。
⇒ 保険ROOM「心療内科や精神科の通院歴に注意!生命保険に加入できないって本当?」
意外!レーシック手術もローン審査に影響する
血圧、コレステロール、血糖値。
これらは、高い状態で放っておくと命に関わる病気(脳卒中や心筋梗塞など)に発展するリスクの高い症状ですから、団信保険の審査に影響するというのは納得できます。
また、「自殺」のリスクを考えればメンタル系の病気も審査において不利になるのは否めません。
しかし、意外なところで「レーシック手術」も審査の結果に影響することがあるので、これから住宅購入を検討されている方は注意が必要です。
レーシックとは目の角膜のカーブを変えることで視力を矯正する治療法のことです。
命に関わるような手術ではないので、「レーシックを受けていても、団信保険の加入には問題ないのでは?」と思われるかもしれませんが、「失明のリスクがある」という点でネックになるのだそうです。
失明は「高度後遺障害」に該当するため、働けなくなる=ローンを返せなくなるリスクが高くなるということで審査に不利になるというわけ。
これからローンを組む予定の方は、レーシックの手術をするのはちょっと待ったほうが良さそうです。
また、過去にレーシック手術を受けた場合でも「3年」経過していれば告知の義務はなくなりますし、基準が緩いタイプの団信保険もあります。
これを「ワイド団信」といいます。
例えばジャパンネット銀行だと、「金利0.3%上乗せで健康上の理由で一般団信に加入できない方も加入しやすく引受基準を緩和しております」と明記されています。
レーシックに限らず、ガンなど審査でネックになりそうな疾病の罹患歴がある方はこういったワイド団信も検討してみてはいかがでしょうか。
審査が通っても安心できない?返済中に「万が一」があったらどうなる?
健康診断には異常がなく、晴れてローンの審査にも通りました!
・・・ですが、まだ油断はできませんよね。
ローンの返済中に病気になったら?ローンを返している自分に“万が一”があったら、家族はどうなるの?この家は?
そんな不安からマイホーム購入をためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これについては、「団体信用生命保険」いわゆる「団信」というものがあるので大丈夫です。
住宅ローンの契約者が亡くなってしまったり、余命宣告をされてしまったりした場合は団信から金融機関にローン残高が支払われます。
つまり、ローンの残高は0円になるのです。
もともと住宅ローンの金利分に保険料相当のコストが上乗せされているので、実はローン契約者は知らない間にしっかり保険料を支払っているんですね。
また、最近は死亡した時だけではなく「がん」と診断された時にローン残高が半分になる特約がついた「がん団信」なども出ています。
同じ様に脳卒中、急性心筋梗塞に備えた特約もありますので、加入の際には検討してみましょう。
ただし、ローン契約前にがんと診断されたことがある方はこの特約は使えないことが多いです。
やはり、マイホーム購入を考えるならば日ごろから健康第一で過ごすことが大事ですね。
どうすれば健康になれるの?具体的なアクションを起こすために
「住宅ローンを組みたいなら、まずは健康にならないとね」
身も蓋もない言い方ですが、実はこれが真理だったりします。
では、具体的にどうすれば良いのか?
やみくもにダイエットを始める方も多いですが、「健康になるために必要なこと」は人によって違います。
「食事、運動、睡眠を見直す」、これが大前提としてあるので、まずは自分の生活を見直してみて、「ここはちょっとやばいかも」と気になっているポイントを抽出してみましょう。
食事なら、一度、普段食べている物を全てノートに書き出してみることをおススメします。
間食なども含めてメモしてみると、「糖質が多いなあ」「塩分取りすぎじゃない!?」「えー、カルシウムが全然ないじゃん!」なんて気づきが得られるでしょう。
運動に関しては、有酸素運動、筋トレ、ストレッチをバランスよく行うことが大事。
最近は宅トレを応援してくれるYouTube動画が豊富に出ていますので、いくつか気に入ったチャンネルを登録してできそうなところからチャレンジしてみることをおススメします。
運動に関しては、とにかく「楽しく続けられる方法」を探すことがとても大事です!
最後の睡眠については、「なるべく夜、スマホに触れる時間を少なくする」という部分から意識したほうが良いですね。
ただ睡眠時間を増やせば良いというわけではなく、”質“そのものから改善していく必要があります。
夕飯を食べた後は、あまり脳を刺激しないようにして過ごしましょう。
また、「健康になろう」というとすぐにトクホ食品に走る方が多いですが、実はトクホの食品には思わぬ副作用があったりします。
コチラの動画を見ると、「トクホに頼り過ぎるのは良くないなー」と気づくはず。
耳ざわりの良い美味しい話に流されず、何が良いのか自分の頭で考えながら「本当に良いもの」を選び取っていく生き方が大事ですね。
え!新型コロナで審査に落ちる!?
2021年以降の住宅購入では、新たに一つ、新型コロナウィルスによるリスクが追加される形になってしまいました。
まだ未知な部分の多いウィルスであり、「後遺症がある」なんて説もありますよね。
普通の風邪やインフルエンザとは違って、「かかりました、治りました、はい!おしまい」では済まないのがこのウィルスの厄介なところです。
お金を貸すほうとしては予測不能なリスクを引き受けることになってしまうため、どうしても慎重にならざるを得ないでしょう。
「新型コロナウィルスに感染したことがあるか?」という感染歴の有無や、もしかしたらPCR検査をしたことがあるかどうかなども告知を迫られるかもしれません。(PCR検査が必須になる可能性もありますね)
ローンの審査はAIがやるわけではなく人が行うものなので、絶対にダメとか「こういう場合はOK」といった明確な基準がないというのも不安な要素です。
今後は、「AさんもBさんもコロナになったことがあるのに、Aさんは審査が通ってBさんはダメだった」なんてケースも多数出てくるのではないでしょうか。
いずれにしても、虚偽の告知すれば一発アウトです。
ここは観念して正直に書くしかありません。
余計な不安要素を作らないようにするという意味でも、これから家を買おうとしている方は、万が一のためにもなるべくコロナに感染しないように対策をしっかりとることをおススメしたいですね!
知ってた?「お金の健康診断」で最適な住宅ローンを選ぶ
人間の健康診断もさることながら、「お金の健康診断」なるサービスがあることをご存知でしょうか?
これは、お金の悩みをオンラインで相談でき、住宅ローンの借り換えなどもアドバイスしてもらえるというサービス。
住宅ローンで悩んでいる方に対して、チャットで相談に応じてくれるというものです。
借り換え希望の方には、ベストな条件の金融機関を紹介してくれますし、これから住宅ローンを組もうとしている方に対しては借入可能額なども判定してくれます。
家計や家族構成など基本情報の提供は必要になりますが、お金についての「健康」をしっかりチェックして、プロのファイナンシャルアドバイザーが個別の鑑定&アドバイスをしてくれます。
お金の悩みは、なかなか他人には打ち明けられないものですよね。
見知らぬ人と対面して相談となると、「コイツ、こんな経済状態で家を買おうとしているのか」と思われているんじゃないかと、相手の反応が気になったりして。
しかし、このサービスならスマホでのチャット形式で相談もサポートもしてもらえます。
顔を合わせずに相談できるからこそ、ちょっと突っ込んだ質問もできるでしょう。
診断は無料でできますので、「住宅を建てるにあたって、自分の健康に加えてお財布の健康状態も気になっている」という方はぜひ利用してみてくださいね。
1日4分の運動でローン審査に通るようになれるかも!?
住宅ローンを組みたい。でも健康に自信がない・・・。
なんてったって、健康診断の結果が数値オーバーだらけだから。
このジレンマでお悩みの方も多いと思いますが、最短でその数字を改善できるかもしれない方法があります。
それは、1日4分の運動習慣。
「HIIT」という筋トレの延長線上にあるトレーニングで、これが各種病気の予防に非常に効果的であることがわかっているんです。
具体的には、「高強度の運動を20秒行い、その後10秒休む」これを8セット繰り返すというもの。
トータルで30秒×8回で4分です。
ポイントは、「ゆるやかに動く」のではなく可能な限り高速で、一生懸命動くこと。
例えば、初心者が挑戦しやすい運動としては高速で行うスクワットやその場で行うランニング(モモ上げ)などが挙げられます。
ものすごく苦しくてその場に倒れ込んでしまいそうなほど全力で行う必要はなく、「息が上がる」「苦しいと感じる」という程度の強度が目安。
これを1日4分、2~3日に1回行うだけでも、血圧や血糖値を下げる効果があることがわかっています。
ちょっと専門的な話になりますが、細胞内のミトコンドリアの機能を高めてくれるので、糖代謝が促進される・・・つまり糖分を今までよりもたくさん消費できるようになるということ。
結果的に血糖値も下がるというわけです。
実際に筆者も、この運動のおかげで血糖値や中性脂肪が劇的に改善しました。
もともと、痩せているのに血液検査では正常値をちょいオーバーする傾向があった私。
週4でHIITを約1年続けて、全ての値が正常値以下になりました。(ちなみに、ウォーキングだけでは効果なかったです)
「近い将来にローンを組んで家を建てたい」「でも健康診断の結果に難がある」という方は、騙されたと思って1日4分からトレーニングを始めてみてください!
運動習慣はガチで未来を変えてくれます。
審査は意外とユルいかも?こんな体験談もあります!
ローン審査に通るか否かは、家を建てられるかどうかに直結する問題だと言っても過言ではありませんので、誰でも「通るかな?」「通らなかったらどうしよう」とハラハラするのは無理もありません。
しかし、実際に審査を体験した方のブログやツイートなど読んでみると、背中を押されることも。
たとえばAさんは、30代ですが高血圧の薬を服用中。
健康診断では尿酸値についても「精密検査」を促され、現在、生活改善の指導を受けているそうです。
そんな状態であっても、ローン審査は全て合格!
ポイントは、「隠さずちゃんと告知すること」「努力の結果、数値が改善傾向であること」をしっかりと示せたことではないかとご本人は分析しています。
大きな病気ではないにしても、薬を飲んでいたり定期的に病院に通っていたりするとあれこれ不安になるかもしれません。
が、ぶっちゃけ、30代後半~40代になればみんな多かれ少なかれ健康に不安要素を抱えていますよね。
大事なのは、「100%健康であること」よりも、「“未病”の状態であって完全に健康ではないけど、頑張って改善しようとしています」という上向きな状態であることを保険会社に「数値で証明する」ことだと言っても過言ではありません。
「自分は健康とは言えない状態だから、ローンが通らない」「家を建てるのは無理だ」と諦めるのはまだ早いし、もったいないと言えるでしょう。
「脂肪肝」って病気なの?
住宅ローンに関する体験記をつづったブログで、「脂肪肝でローン審査が通らないんじゃないかと思って焦った」と書いている方がいました。
これを読んて、「え?脂肪肝って病気なの?通らないの?」と焦りを覚えた方もいらっしゃるでしょう。
確かに、脂肪肝は“まだ”病気ではありません。
しかし、放っておけば肝硬変や肝臓がんを引き起こすことにもなりかねず、実はけっこう危険な状態。
この方は生活習慣を改めた成果があって数値も正常値に戻ったそうですが、人によってはそのまま進行して肝臓を病んでしまうケースもあるでしょう。
そのようなリスクを考慮し、ローン審査では「最新の健康診断書を提出してください」と言われてしまうこともあります。(※自己申告で「脂肪肝で経過観察中です」と申し出た場合)
脂肪肝レベルだと、申告せずにスルーする方もいるかもしれませんが、将来的に何かあれば(たとえば本当に肝臓がんになって亡くなってしまったとか)告知義務違反で保険が適用されなくなってしまうリスクもあるわけです。
そうなれば、残された家族にも迷惑がかかりますよね。
ですから、ローン審査の段階で「脂肪肝」の診断を受けているのであれば正直に告知しましょう。
そして、身体が完全に健康とはいえない状態にあることがわかっているなら、運動や食事改善で数値の改善&健康回復に努めるべきです。
家は一生をかけた買い物。
大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に「命をかけた」お買い物なのですから、生半可な覚悟で買わないほうが良いですよ。
肝機能はどこまで問題になる?
血圧や糖尿病に加えて、ローン審査でネックになりがちなのが肝機能です。
肝臓は「沈黙の臓器」とも言われているように、自覚症状がないままに病気が進行し、気づいた時にはもう手遅れということになりがち。
ゆえに、「肝臓が元気かどうか」というのはローンの支払い能力と切っても切り離せない要素なのです。
肝臓の病気というのは、具体的には肝炎、肝機能障害、脂肪肝、胆石、ポリープなどがあり、これらの異常がないかどうかのバロメーターになるのが「肝機能」の数値。
たとえば「γGTP」の数値が高いと「酒の飲みすぎ」と言われることが多いですが、実はその背景には脂肪肝、胆嚢炎、原発性胆汁性胆管炎などの病気が潜んでいることもあり、放置すると肝硬変→肝臓がんへと進行することもあるんですって。
肝臓がんは治しにくいがんのワーストとも言われていますし、そうなってしまったら住宅ローンどころではありません。
このような病気の特性を考慮して、住宅ローンでは「肝機能」が重視されるのです。
ただ、ワイド団信だと肝機能に問題があっても審査が通ることも多いよう。
数値や今の健康状態によっても審査の結果は変わりますし、肝機能の数値が悪いからといって絶対に家を購入できないわけではありませんのでご安心くださいね。
【まとめ】罹患歴や手術歴があってもローンは組める
住宅ローンで団体信用生命保険に加入する場合の基準、健康診断の結果が審査に与える影響について見てきました。
ポイントをまとめます。
- 健康診断で「経過観察」と言われた場合は隠さず告知すべし
- 血圧、コレステロール、血糖値の治療を受けている場合も同上
- 5年以内の精神的な疾患も審査に不利になる可能性がある
- 3年以内のレーシック手術も注意が必要
- 審査の基準が緩めのワイド団信もある
30代を過ぎれば、全身隈なく完全に健康体というほうが珍しいくらいです。
「異常があるからローンを組めない」と悲観的したり隠したりせず、「前向きに治療して、状態は改善に向かっていること」をアピールできるのが理想的ですね。
平屋建ての総合情報
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