構造からスウェーデンハウスを検証!耐震性が心配です。
スウェーデンハウスが取り入れているモノボックス構造とは、家を面で支える構造を言います。
点ではなく面で捉えることによって、地震が来た時などに家が倒壊しにくくなっているのです。
スウェーデンに地震が多いイメージがなかったので、家の耐久性が日本でも大丈夫なレベルであるというのは少々意外でした。
耐震等級は2で十分な耐震性なのですが、他のハウスメーカーを見てみると耐震等級は3のところも多いです。
3は最高レベルなので、大地震がいつ起きるかわからない日本に住むのであれば少し不安が残ります。
しかし、スウェーデンハウスが耐震等級3の家を建てられないわけではなく、オプションで3にすることは可能です。
標準仕様より少々費用がかかりますが、将来的にも安心を追求するならもったいなくはないと思います。
地震大国日本でスウェーデンの家を導入するとなると、その耐震性はどうなのかと心配する声も見られます。
ですが、スウェーデンハウスの耐震性は非常に高く、モノボックスという方法を取り入れることで大地震にも耐えられる家作りができています。
その家の強さは、免震装置や制震装置を付けていなくても大丈夫だと言われるほど。
免震とは、地震の揺れそのものを家に伝えないことを言います。
制震とは、地震のエネルギーを吸収することを言います。
これらがなくても大丈夫なくらい、高い耐震性があるということです。
この技術を追加するとさらに価格が高くなってしまうので、耐震性で十分なのであればあえてオーバースペックにしなくても良さそうですね。
ただ、揺れが伝わってしまうのが怖いのであれば、免震装置を考えても良いように思います。
家の基礎にはベタ基礎と布基礎がありますが、スウェーデンハウスは布基礎を採用しています。
一般的には、布基礎はベタ基礎と違って地面がコンクリートで隠されていないから湿気が上がってきたり、その結果シロアリの被害が出たり、コンクリートが少ない分強度が低いなど、悪い面を指摘されます。
それにもかかわらずスウェーデンハウスが布基礎を使っているのは何故か。
それはコストの削減と地盤の強化に力を入れているからです。
スウェーデンハウスがベタ基礎を採用したら、きっと坪単価はもっと高くなることでしょう。
客層が更に限られてしまうのでそれは避けたいのではないでしょうか。
また、家を支えるのは基礎だけでなく、地面でもあります。
この地盤強化に力を入れているから、布基礎でも十分な強度があると考えているそうです。
日本は断熱と言えば多いのが内断熱、対して海外は外断熱が主流です。
よって、スウェーデンハウスの場合も採用しているのは外断熱です。
実は断熱性が高いのはこの外断熱のおかげと言われており、これがスウェーデンハウスの高い断熱性を実現してくれています。
同じ外断熱を採用しているハウスメーカーでも、その仕様や材料、施工技術によっては断熱性が低くなってしまうこともありますが、スウェーデンハウスはそうではないようなので安心できます。
部屋の中の温度が一定に保たれているのはかなり快適に感じられるので、数十年間暮らすことを考えると少々高くてもそれだけの価値はあるかなと思います。
冬には特に乾燥してしまうのが難点ですが、それは加湿器などによって対応できるので個人的には大した問題ではないように感じます。
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