平屋に住まれる様々なご家庭の意見をもとに、間取りを考えていこうと思っているのですが、ご家庭により特に意見が左右されたのが収納についてです。
成功例もあれば失敗例も多く、我が家では失敗例から学び、より充実した収納を取り入れたいと考えています。
例えば、ウォークインクローゼットの配置は重要になってくると言います。
意外と面積を取るものなので、配置が重要となってくるのですが、広めに取っているからと言って収納力が高くて良いというわけではないのです。
広さにこだわりすぎたために、お部屋が狭く感じてしまうなんてもったいないケースもあるのです。
ウォークインクローゼットは横細長めに、しかし高さはできるだけ高く取ることで効率良く収納できるという結論に至りました。
平屋を購入した際、小さい子供が2人いるので2部屋子供部屋を確保したのですが、この間取りは失敗だったと後々感じました。
その理由は、平屋の利点は一部屋一部屋を広々と使えるところにありますが、我が家では2部屋確保するために各子供部屋の面積を狭めたのです。
しかし、子供はまだ小さいですし、将来的に間仕切りを入れることも可能なので現時点では広い子供部屋を1部屋設置するべきだったと後悔しています。
また、廊下も広く取ってしまい、リビングから子供部屋へまでの動線が長く、子供の様子を確認しづらいところもマイナスポイントでした。
平屋は開放的に使えるのがメリットなので、閉鎖的な間取りには向いていないですね。
平屋の場合、どれだけお部屋を広く使えるかがキーポイントとなってきます。
特に、収納次第でお部屋の広さや使い勝手が変わってくるので、こだわるべき場所でもあります。
収納と言えば、ウォークインクローゼットは必須です。
意外と面積を取るものなのでウォークインクローゼットの配置が重要になってくるのですが、面積が広いからと言って決して収納力が高いというわけではないのです。
失敗例として、ウォークインクローゼットの面積を重視しすぎたあまりに、もう少し広く使えたお部屋が狭まってしまったなんてケースもありました。
ウォークインクローゼットは広さではなく、形に着目して、例えば長方形に、高さはなるべく高く設定すると間取り的にも効率の良い収納スペースが確保できるということがわかりました。
ウッドデッキのある平屋は、おしゃれで憧れますよね。
しかし、間取り次第でウッドデッキの役割がだいぶ変わってくるのです。
例えば、あまり使用しない裏庭などに設置したご家庭のウッドデッキは結局物置や、ごみの日までにごみを置いておく場所になり、ウッドデッキとしての役割をあまり果たせてなく、失敗したと感じるパターンになりがち。
一見、そこに必要!?と思われるかもしれませんが、案外インナーガレージや駐車場に面している窓に取り付けることで実用性が上がるといいます。
そこにウッドデッキを取り付けることでどのような使い方ができるかと言いますと、人の出入りが多い場所なのでガーデニングをして華やかに飾ってみたり、またはペットの世話をする場所、車を少しずらせばスペースができるのでBBQなどのパーティーの際に使用しているご家庭も多いです。
平屋に住む多くの方が、老後の夫婦2人の生活を考えて、または祖父母との同居を考慮してという意見があります。
そのため、介護に適した住まいというのが必須となってくるのですね。
これが意外と難しく、介護という面から見るとこの間取りでは失敗したな、と後々後悔される方も少なくないのです。
例えば、将来車いすを使うことを考慮せずに長く狭い廊下の間取りを選んでしまった、なんていうパターン。
廊下は横幅は広く、短いタイプが介護には適しています。
また、キッチンや洗面台、お手洗い、お風呂場などがあちこちになるのも不便です。
水回りは一か所に隣接して配置した物件を選ぶことで、効率性が一気に上がりますよ。
平屋のメリットとしてよく挙げられるのは、家事のしやすさなのですが、もちろん間取り次第ではそれらが生かされない失敗のケースもあり得るのです。
例えば、水回りをあちらこちらに配置してしまったパターン。
料理をするにも、洗濯をするにも、お掃除をするにもキッチンやお風呂場、洗面台などそれぞれが近くに配置してある方が家事動線がコンパクトになり、利便性が高いですよね。
また、洗濯物を干したり、畳んだ洗濯物を各お部屋に運ぶにも廊下が短い方がより楽です。
よって平屋では廊下の面積は狭く取り、各お部屋を広くした方が家事をする面から見ても良いと言えます。
平屋購入の際、長い廊下の物件は避けられる人が多いという話は実際にもよく耳にしました。
北玄関は価格が安い物件が多く、また避けられがちだということは噂でも良く聞くので、我が家でも良い印象があまりありませんでした。
その理由を調べてみたのですが、北玄関にした失敗例のほとんどが日当たり関係だということがわかりました。
例えば、南玄関よりも日当たりはもちろん悪いので、お客様を迎える際もどんよりと暗い印象になりがちです。
そして、大雨が降ったり、また大雪が降った際の水はけや雪解けが悪い!
数日たっても玄関周りがびしょ濡れや、じめっとしてしまうケースが多いのです。
また、玄関に屋根がついているタイプの物件ではなかなか屋根の上の雪をおろせなかったり、または溶けてきて水滴だけがだらだら玄関周りにおちてくるなんて不便さもあるので注意しなければいけませんね。
最近の平屋の間取りではカウンターキッチンやアイランドキッチンが多いのですが、我が家ではキッチンのみのスペースを確保しました。
しかし、これが失敗で、やはりカウンターキッチンやアイランドキッチンのようにリビングなどの共有スペースに隣接したキッチンにすれば良かったと後悔しています。
そのわけは、我が家には小さい子供がいるのですが、料理をしていると子供の様子をみることができないのです。
これがカウンターキッチンなどであれば、子供の世話も同時に行いながら料理の支度をすることができたはずです。
また、カウンターやアイラインド式ならキッチンの目の前に食卓を置くケースがほとんどなので、料理を出したり、あるいは片付けが楽ですよね。
しかしキッチンがテーブルから離れているとそうもいかず、毎度いちいち食器を持って移動するのが面倒に感じることもあるのです。
狭小住宅とは敷地面積30坪以下の土地に建てられる住宅を指すことが多いのですが、平屋の場合は特に、2階建てや3階建ての住宅に比べ、その土地が持つポテンシャルを最大限に生かさなければ良い住宅を建てることは困難です。
例えば効率良く敷地を利用できなかった失敗例として、空間を無駄にしてしまっている間取りがあります。
平屋での収納スペースは、本来なら余分なスペースや、または床の高さを少しずつずらす「スキップフロア」採用で、平屋でも段差を生み出し、その段差によってできた空間に配置すべきですが、わざわざ収納スペースを広く取ってしまった間取りなどはそのケースに当てはまります。
狭小住宅の場合、お部屋の広さとその他のオプションがどれだけコンパクトに設置されているかを見極める必要がありますね。
日当たりの良い家に住みたいと思うのは、誰しもの理想ですが、平屋の場合は建物に高さがないですし採光が意外と難しかったりするのです。
例えば、北向きの間取りはやはりお部屋の中に光が入ってきづらかったり、また大雨や大雪の後に水はけが悪い、または雪解けが悪かったという失敗エピソードも多く挙げられています。
また、お部屋を囲うようにやお家の外周にコの字に廊下を配置した場合、お部屋の中に光が入ってこないため避けた方が良いといいます。
この間取りは部屋の面積を広く使うために平屋ではよく使われている方法なので、物件探しの際は要チェックですよ。
他に見落としがちな部分は駐車場です。
インナーガレージなどリビング横に配置してある駐車場(車)は、お部屋に入ってくる光を妨げる可能性があるので注意が必要です。
物件を選ぶ際、トイレの配置にこだわりを持っているご家庭はあまりないと思います。
しかし、平屋はどれだけ効率良い間取りを選ぶかが物件探しのキーポイントとなってくるため、トイレの場所までしっかりと着目しておく必要があると言えます。
例えば、キッチンや洗面所、お風呂場などのいわゆる水回りと言われる場所にトイレも含まれるのですが、それらは隣接している方が家事動線がコンパクトなので便利ですし、また工事コストもおさえられるのです。
逆に、これらがあちらこちらに配置されている間取りは失敗したと感じられるケースになってしまう確率が高いのです。
トイレの間取りを見る場合、それのみならず、トイレ周りの間取りもチェックしておくことが重要ですね。
平屋建ての総合情報
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