公務員の住宅ローン平均金額はいくら?無理のない返済ならいくらまでが妥当?
目次
- 公務員なのに住宅ローンがしんどい!?いくらぐらいが目安?
- 公務員の年収ならば住宅ローンの限度額はどれぐらい?
- 公務員で3000万円の住宅ローンはしんどい?
- 住宅ローンで4000万円借りるとすれば、どれぐらいの年収が必要?
- 公務員ならば勤続年数が短くても住宅ローンを借りられる?
- 妻が公務員ならば一緒に住宅ローンも支払う場合が多い!?
- 夫婦共に公務員ならば住宅ローンは楽勝?
- 適正な年収倍率は「5倍」
- 公務員・・実はそんなにラクじゃない
金融機関にとって公務員という職業は、実は恰好のお客さんとも見られることがあります。
公務員は総じて職業的に安定しているところがあり、余程のことが無ければ職を失うことがありません。
そのため、いちど住宅ローンを貸してしまえば完済まで支払ってくれる人が多いこともあり、どんどん融資する場合もあるようです。
人によっては年収の8倍まで貸し付けてもらったこともあるようですが、この倍率を見ればかなり恐ろしいなと個人的には思いますね。
いくら多くのお金が借りられるからといって返済が辛くなっては意味がありません。
どれだけ銀行の審査が緩くても、しっかりこちらも計画を立てた上で相談したいかなと思います。
公務員はあらゆる職業の中でも安定していることもあり、銀行によってはかなり多くの金額を貸し付けれてくれることもあるみたいです。
たとえばですが、パートで働く妻の年収を足して計700万円で審査を受けた際、6000万円も融資してもらった人もいるようです。
実際に「じぶん銀行」などで使える住宅ローンのシミュレーションを行ってみると、年収400万円で限度額3100万円と算出されることもあり、それなりに多い金額になっているのがわかります。
ですが、これはあくまでも借りられるお金であり、現実的に返せるお金ではない場合がほとんど。
銀行側も公務員であれば、安定して返してくれると踏んで多くのお金を融資することがあるので、しっかりと返済計画を立てた上で相談したいかなと思いますね。
公務員と一口にいっても職種は様々になってくると思いますが、3000万円のローンを借りるのは果たして無謀なのでしょうか。
住宅ローンを借りる際に注意したいのが、借りれるお金と貸せるお金には多くの違いがあるということ。
たとえば年収が500万円だと約4999万円ほど借りられますが、返せるお金は約2800万円で月々に返すお金は約8万円になると言われています。
このお金が実際の「返せるお金」になりますが、3000万円を返そうとすれば年収でみると500万円は必要になってくる計算になります。
年収300万円程度ならば月々5万円の返済で約1700万円、そして400万円で月々6万円後半の返済で約2200万円となるみたいなので、個人的にはまず年収からどれぐらい返済できるか計算したいかなと思いますね。
住宅ローンを借りる際の1つの指標となる年収ですが、実際に4000万円程度借りたいとなればどれぐらい必要なのかわからないものです。
実際に4000万円ほど住宅ローンを借りようとすれば、借入可能額でみても年収400万円程度になっているようです。
この年収ならば公務員の人では無理のない数字かなと思ったりするので、借りても問題ないかもしれませんね。
しかし、400万円で4000万円のフルローンにしてしまうと、月々の返済額は約10万円とかなり高めの設定になってきます。
また、家以外にも車などのローンがあるとそれも合算して計算するので、思ってたよりも借りられないケースも考えられます。
住宅ローンを借りる際は、きっちりと事前に計画を立てたいところです。
公務員は社会的に信用度が高いと言われており、特に金融機関からは絶対の信頼を得ていると言っても過言ではないかもしれません。
その影響もあってか、住宅ローンの審査においてはかなり重視される「勤続年数」についても、そこまで心配ないケースもあるみたいです。
金融機関が住宅ローンを貸す際、必ず考えることが貸したお金が回収できるかどうかです。
貸し倒れを最も危惧するところがあるのですが、公務員となれば一般企業に勤める人よりもそのリスクが非常に小さくなってきます。
また、年収が申請時には低くてもある程度の年数を積めば役職によって上がることも想定されるので、住宅ローンの金額によってはそこまでこだわらない場合もあるようです。
心配する必要はないかもしれませんが、返すのがしんどくならないように考えてはおきたいかなと思います。
長々と不景気が続く日本ですが、それに伴って増えているのが夫婦の共働き。
その影響もあって住宅ローンの審査も2人の年収を合算している傾向が増えているのかと思いきや、suumoが2013年に行った調査では夫の年収だけでローンを組んだ割合が6割となっているみたいです。
これでも増えたほうなのかもしれませんが、個人的にはまだまだ少ないイメージがありますね。
その一方で妻と一緒の名義で申請された割合は2割ほどとなっていますが、さらに細かく見ていくと妻が公務員や団体職員の場合は、一緒の名義で申請した内の2割にも上っています。
やはり妻が公務員だと審査に何かと有利な面が多いのかもしれませんね。
また、夫が自営業で妻が公務員ならば、おそらく妻名義で申請したほうがいいかなと個人的にも思いますね。
公務員務めの人が住宅ローンの申請をすると簡単に通ると言われており、その上に夫婦のどちらもが公務員となればもはやおびえることは何もないかもしれません。
夫婦のどちらもが公務員であれば、万が一のこととなったとしても片方が安定して収入を得やすいと考えられるので、金融機関からしても何ら問題がないように思いますね。
それよりも問題になってくるのが、返済計画をどのように立てるかという部分になってきそうです。
公務員だからといって限度額マックスで借りてしまうと月々の返済額が大変なことになり、貯蓄など他の費用へ回すことはできなくなります。
金融機関側としても公務員の人には手放しで住宅ローンを融資することもあるみたいなので、自分でしっかりと調べておくのが重要になってきそうだなと思います。
家を買うとなったら、よほどの貯蓄家や資産家でもない限り、〇百万円、〇千万円の借り入れをすることになりますよね。
お金を借りたら返済が待っていますが、日々の生活に支障をきたさない返済額の”目安”はどのくらいなのか?
わかりやすい基準の一つに「年収倍率」という考え方があります。
これは、「年収の何倍までなら、借りても生活に余裕が残るか?」という指標だと考えて良いでしょう。
一般的に言われているのは「年収の5倍」。
年収500万円なら2500万円くらいまでなら借り入れしても生活に大きなダメージがなく、無理せず返済できる金額です。(※もちろん、家族構成など各家庭の事情によって話は違ってきます)
公務員の場合は、年収の平均が497万6748円というデータがあります。ボーナスを含めると624万5448円。
⇒ 参考:公務員で年収800万を達成している人はどれくらい?
だいたい600万円と考えると、5倍ですから3000万円までは適正な借り入れと言えるでしょう。
ただ、最近はこれを超えて借りてしまって、苦しい思いをしている公務員も多いそうです。
なぜなら、金融機関は年収の8倍まで貸してしまうことがあるから。
単純計算で4800万円だって借りられるのですが、これを返済していくことを考えたら…気が遠くなりますね。
つまり、借りる本人が「これ以上借りたらヤバイことになるそ」という危機意識を持っておかないと、限界を超えた金額を借りてしまう可能性があるわけです。
「安定」と「退職金」、そして「信用」がセットになった公務員ならばなおさらのことでしょう。
「公務員だから審査が取りやすい」は、実はとても危険なことなのだということを肝に銘じておくべきです。
クビにされるリスクもなく、退職金もたくさんもらえて一生HAPPY!
・・・公務員に対してそのようなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実際はそんなに甘くはありません。
その最たる例が、地方公務員。
職種や配属される部署、また、地域手当によっても年収は変わってしまいます。
一般的に、国民健康保険に関わる課や福祉課は給料が高い傾向があります。
なぜなら、慢性的に人手が足りないから。
激務で残業が増える分だけ、給料も高くなるということです。
住んでいる地域によって物価や家賃は違いますよね。
そういったものも考慮の上で金額が決まるので、地域によって年収にバラつきがあるのです。
東京などの都市部は物価が高い分だけ給料も高く、世間的には「高収入で安定している」と見えるかもしれません。
また、民間企業と違っていまだに「年功序列」の世界ですから、若いうちはお金に苦しい生活を強いられるというお悩みを持つ方も珍しくないでしょう。
「転職したくても、なかなか新しいスキルを獲得するチャンスがない」「副業禁止なので、転職に向けて新しいスキルを身に着けるということもできない」
・・・こんな声も多く聞こえてきます。
こうして見てみると、特に地方の公務員は一般的に言われているほど金銭的にラクなわけではないことがわかるでしょう。
「年収の8倍まで借りられる」という説もありますが、それを鵜呑みにして借りてしまったら公務員とはいえ生活がかなり困窮することのは誰が見ても明らかなことです。
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