連帯保証人による収入合算だとデメリットが多いって本当?
住宅ローンを組む際にどうしても借入額を増やしたいために、収入合算して申請するパターンも増えています。
その中の1つに連帯保証人を立てるものがありますが、こちらはデメリットが多いイメージが個人的にはありますね。
収入合算して申請する場合は、一緒に申請したどちらか一方が連帯保証人となりますが、その連帯保証人となった人はローン控除が受けられない上に団体信用生命保険に加入できません。
この場合、もし連帯保証人となった人が無職の場合でも債務者の代わりに返済し続ける必要があるので、かなりローン返済が厳しくなってしまいます。
もちろん連帯債務となって住宅ローンの返済に当たる場合もデメリットは少なからず存在しますが、連帯保証人のほうがリスクが大きいイメージはどうしてもありますね。
住宅ローンの申請において収入合算する方が増えているように思いますが、その場合は連帯保証人か連帯債務者を立てる、もしくはペアローンなどの方法があります。
その中でも「連帯保証人」はあまりいいイメージがないように感じますが、なにかメリットはあるのでしょうか。
もし連帯保証人というパターンを取るのであれば、メリットとしては一緒に申し込むパートナーが借入人ならずとも合算できる点でしょうか。
そのため、比較的簡単に借入額を増やすことができますが、それ以外になにかメリットがあるかといえば少ないイメージもあります。
連帯保証人となった人は団体信用生命保険への加入もできないため、個人的には別の方法を模索したいかなと思いますね。
住宅ローンを組んだのはいいものの、どうしても返済できない場合やお金が回らないときは債務者が自己破産する場合も考えられます。
自己破産した場合、債務者の住宅ローン返済義務は無くなるものの、収入合算などして連帯保証人を立てている場合は、その保証人に返済義務が移ります。
連帯保証人の人が支払う額は債務者が支払う予定の額と同じですし、その額が自己破産だからと言って減ることもありません。
そのうえ、支払義務も強制なのでその権利を譲渡することも難しく、どうしても支払いたくない場合は連帯保証人の人も自己破産するしかありません。
住宅ローンとなればその額もかなり大きいので、債務者となる場合はその責任の重さを再確認しておきたいかなと思います。
普段の生活をしていると不動産業界に触れることはそこまでなりため、わからないことばかりかと思います。
その中には連帯保証人もあるかと思いますが、こちらのキーワードにはネガティブなイメージが抱いている人が多い印象があります。
実際に保証人と違って支払い義務が強いなどかなり怖い印象がありますが、他にも分割の利益する権利がないなどがあります。
分割の利益とは、もし連帯保証人が複数人いたとしてもその債務を分割することができず、返済しないといけない金額を各連帯保証人がそれぞれ1人ずつ背負うことになります。
保証人の場合は分割することができるので、この辺りの権利についても違いがあります。
このことを考えると、やはり連帯保証人にはなりたくないかなと思いますね。
夢のマイホームのために住宅ローンを組んだのはいいものの、どうしても債務者が支払えないパターンも現実にはあり得ます。
その場合、もし債務者が連帯保証人を立てている場合はその人に催促状が届き、支払うように命令が下されます。
しかし、連帯保証人も支払いを拒否した場合は再度債務者に催促状が届き、どちらも支払わない場合は裁判所による裁判にて決定するようです。
この裁判で支払いが決まった場合は一括にて支払うように命令されることがあり、あらゆる財産が差し押せになってしまうこともあります。
しかも、連帯保証人には自分をフォローしてくれる存在もまったくいないため、やはり連帯保証人となるのはリスクが大きいかなと感じます。
金融機関は申請者の情報を信じて住宅ローンを貸していますが、何らかの事情で支払いが滞って滞納してしまうこともあります。
その場合、まず金融機関は債務者に支払いがとどこっている旨の連絡を行い、すぐに支払うように催促してきます。
それでも支払いが滞っている場合は、その債務者の保証人や連帯保証人にまで催促状がいくことになります。
連帯保証人は保証人と違って返済義務が強く、もし債務者が支払い能力を失っていなかったとしても、債務者に支払いを請求できる義務はありません。
いわば連帯保証人は債務者とほぼ同じ扱いとなっているので、その責任はかなり重くなっているのがわかります。
個人的には、よほどの事情が無い限りは連帯保証人にはなりたくないですね。
住宅ローンを組む場合に連帯保証人を立てることで出てきますが、割とトラブルも多いみたいです。
連帯保証人は保証人と違って「債務者≒連帯保証人」という図式ともいえ、その強制力はかなり強くなっています。
そのため、申請時には軽く引き受けたとしても、いざその義務が移る際はトラブルが多いと言われています。
連帯保証人として債務者の代わりにローン支払い義務が移った際、もし自分も支払うことができないために拒否したくても拒否することができません。
また、連帯保証人の場合は簡単に辞めることもできず、もし自分が支払う能力がないからといって簡単に辞めることができず、代わりの人を立てると共に銀行の審査をまた受ける必要があります。
いちど連帯保証人になると簡単に抜けれないので、やはり慎重になりたいところです。
連帯保証人はいちどなってしまうと簡単に解除することができず、そのこともあって離婚時はトラブルになりやすいと言われています。
住宅ローンを組む際に収入合算などの方法を取ると、債務者と共に連帯保証人を立てるパターンがあります。
この連帯保証人は保証人と違って返済義務が強いと共に、一度なってしまうと簡単に他の人へ権利を移すことも難しく、さらに銀行の再審査も必要とします。
また、連帯保証人の権利は勝手に消えることはなく、戸籍上は離婚しても権利だけは残ります。
そのため、離婚時は誰が残りの住宅ローンを支払うのか揉める上に、連帯保証人まである場合は誰が引き継ぐのかでさらに泥沼となることも多いみたいです。
収入合算でも連帯保証人を立てなくても申請できることもあるので、個人的にはそちらを検討したいところです。
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