年収600万円の公務員なら住宅ローンはどれぐらいまで大丈夫?
公務員の方は基本的に住宅ローンにおいては信用されている職業で、信用情報がよほどひどくない限りは課してもらえるほど審査は簡単とも言われています。
そんな公務員で年収600万円もあれば借入可能額はおよそ6000万円となっており、かなり余裕のある住宅計画を立てることができそうです。
しかし、これはあくまでも借りられる額。
限度額マックスまで借りれば返済額はおよそ17万円にもなり、家計は火の車となりそうです。
年収600万円の現実的な返せるお金は約10万円と言われており、これを住宅ローンの総額として計算すると約3500万円になります。
人によっては月々の返済額10万円も厳しいかなと思うところがありそうなので、よく検討する必要があるかなと思いますね。
住宅ローンの審査において勤務地と勤続年数は重要な要素と言われており、これはどの金融機関でも基本的には同じとのころです。
ですが、そんな金融機関から絶対とも言える信頼を得ている公務員ならばどうなのでしょうか。
公務員は手堅い収入と安定した仕事ということで審査の条件が緩いとも言われています。
そのため、貸付の条件など場合によっては1年目でも住宅ローンの審査に通ることもあるみたいなのですが、共済組合を使う場合は注意が必要です。
共済組合が提供する住宅貸付は勤続年数によって貸付上限が定められており、勤続年数が低い場合は借りられるお金が微々たるものとなります。
年齢が30歳にも差し迫っている場合は、定年のこともあるので公務員1年目でも銀行などに相談するほうがいいかなと思います。
公務員は金融機関からすれば最も住宅ローンを貸したい相手ですが、勤続年数が2年目などまだまだ少ない場合は少し年収なども鑑みることになりそうです。
銀行をはじめとする住宅ローンを貸している金融機関が最も危惧することは、貸し倒れになってしまうこと。
貸したお金が回収できないことは最も避けたいことなので、やはり相手が公務員であったとしてもリスキーな橋は渡らない傾向にあります。
金融機関が勤続年数として求める3年に満たない公務員となれば、やはり慎重になって大きなお金は貸してくれないようです。
一般的に住宅ローンは自分の年収の5倍までが相場とも言われているので、働き出して2年目で住宅ローンの申請をしたい場合は貯蓄しておくか計画の練り直しが求められるかと思います。
一般的に持ち家は年齢が上がることに所有率が上がるようになっており、ある調査では20代の持ち家の比率は25歳未満で約4%、25歳以上から30台未満で11%となっています。
20代で家を持たない理由は色々あるでしょうか、その際たる理由は貯蓄と年収にあると言われています。
若いときはまだまだお金も貯まっていませんし、さらに年収も仕事を始めたばかりと低い傾向にあります。
そのため、20代で家を持っている人は少ないですが、公務員の場合は早めに住宅ローンを組んでおいたほうがいいかもしれません。
公務員の場合は定年が60歳と一般企業よりも早く、フラット35などを30歳以上で組むと定年後も支払う可能性が出てきます。
この辺りは工夫次第にもなりますが、できるだけ早い方が個人的にはいいかなと思いますね。
公務員は収入が安定しており、基本的にはクビなどもないため憧れる人もいるでしょう。
こうした条件は金融機関が最も求めているものでもあり、住宅ローンの審査においてはかなり甘くなるという話まであります。
そんな公務員ですが、個人的には30代前半までには住宅ローンを組んでおきたいかなと思ったりします。
そう考えるのは、公務員の定年と関係があります。
公務員の定年は60歳に指定されており、一般の企業よりも早くなっています。
そのため、フラット35などでローンを30代後半で組むと定年した後でもローンを支払い続ける可能性が出てくるのです。
公務員ならば多くの退職金がもらえるかもしれませんが、できるだけローンに喰われないように計画を立てておきたいかなと思いますね。
現代ではさまざまな理由で公務員に行き着いた人もおり、中には30代から公務員として働き出した方もいるのではないでしょうか。
好調に働き出すスタートが遅れてしまってマイホーム購入もズルズルと後ろ倒しになってしまい、結局住宅ローンを40代で組むことになる人も少なくないかなと思います。
40代でローンを組むとなればフラット35を使えば75歳での完済計画となり、定年が60歳に指定されている公務員では厳しそうです。
そんな40代で住宅ローン計画を立てる人には、固定金利で20年の返済計画がおすすめとのこと。
固定であったとしても収入が一定なので特に返済に困ることはありませんし、今後の資産計画を立てやすいことを考えてみても、個人的にはアリかなと思いますね。
50代となれば少し人生の終わりを意識し始めるのかなと思ったりしますが、2018年の日本では「人生100年計画」と言われるなど、年齢でみれば折り返し点でしかありません。
そんな節目の50歳ですが、この年齢からでも住宅ローンは組めるのでしょうか。
実際のところ、金融機関としては55歳未満であればまだまだ住宅ローンは組めるとのこと。
しかし、公務員の場合は定年が60歳になっているので、頭金はしっかり用意しておきたいかなと思います。
たとえば、2000万円のローンを頭金なしで申請すれば月11~12万円の返済計画となりますが、頭金500万円あれば8~9万円まで下げることが可能です。
40代では難しかった場合でも、50歳になるまでしっかり資産運用できていれば、マイホーム購入も夢ではないと思いますね。
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