頭金なし住宅ローンで失敗し後悔しないための注意点
新築を建てるとなれば「頭金あり」と「頭金なし」の意見は常に真っ二つに割れてしまうものです。
「頭金なしなんて考えられない」という人もいれば「頭金があったせいで後悔した」という人もおり、やはり家を建てた人の数だけ感想はあるかなと思ったりします。
では、頭金の有無に関わらず後悔しないための住宅ローンの秘訣が何になるかといえば、やはり「毎月の支払い計画」になってくるのではないでしょうか。
ローンを借りる際は、つい借り入れの是非ばかりに意識が集中してしまうものです。
ですが、最も重要なのは借りた後にきちんと支払うだけの貯蓄があったり、無理のない返済ができるかという計画性になってくるかなと個人的には思います。
すべて満足いく形というのは難しいかもしれませんが、やはり後悔だけはしないように計画を立てたいですね。
住宅ローンに関して調べていると、必ずぶち当たるのが「頭金なしは無謀」という壁ではないでしょうか。
家計のことを踏まえると「頭金なんて支払えない」と考える人もいるかと思いますが、実際のところは頭金がない=無謀というふうに結びつけるのは少し違うかなと個人的には思います。
では、頭金がないことで本当に考えないといけないことはというと、やはり毎月の返済額のコントロールではないでしょうか。
たとえば4000万円をローン返済すると考えて、頭金が0だと毎月の返済が約12万円、500万円を頭金として支払った場合は約10万円としましょう。
この2万円の差をどのように見るのかは人それぞれかなと思いますが、もし頭金なしで借りる場合はほかの生活費などもしっかり考える必要があるかなと個人的には思いますね。
住宅ローンは失敗している人の多いが言われており、およそ8割の人がローン計画に何らかの失敗があると言われているようです。
ローン破綻なんて自分にはまったく関係のない世界のように考えるかもしれませんが、自分の収入に関わる失敗例が多いと言われると身近に感じるのではないでしょうか。
今の日本では安定して長くずっと働くことさえ難しいと言われており、住宅ローンを組んだときには景気がよくてもその後に悪くなることだってあり得ます。
そのため、現状の収入だけを踏まえて無理なローンを組んでしまい、その後に変化があってローン破綻を経験したと言う人も少なくありません。
また、「頭金なしはよくない」と言われて収入に見合わないお金を事前に用意して失敗した人もいるみたいなので、下手な情報に踊らされずしっかりと計画を立てたいですね。
近年では頭金なしの状態で、なおかつ無理な住宅ローンでも持ち家を持ちたいと考える人がいるみたいです。
この背景には「マンションなどでずっと賃貸料を支払うのがばからしい」という考え方があるようですが、本当に持ち家はマンションよりも悪いことしかないのでしょうか。
マンションの場合は賃貸料を支払っていても、たしかに資産を持つことはできません。
その代わりに大家さんや管理会社があらゆるメンテナンスを行ってくれるので、よほどのことが無い限りは安全に暮らし続けられます。
これに対して持ち家の場合は徐々に家が劣化していき、屋根や外壁のメンテナンスで100万円単位の費用が必要になることもあります。
ローンにプラスしてメンテナンス費を支払うのがきつい場合は、やはり考え直す必要があるかなと思いますね。
「頭金なしで住宅ローンを組もう」という宣伝などは見かけるかと思いますが、考え方によっては別にありかなと思ったりします。
たしかにフルローンという大変さはあるものの、頭金の額によっては大してローン期間が変わらないこともあるので、これも状況によるなと感じます。
ですが、無理して頭金なしで住宅ローンを組んだ人の中には、やはり失敗してしまう人もいます。
たとえばですが、3000万円をフルローンで借りていたとします。
まだローンの返済中でありながら物件を売らないといけない場合は、その残債も支払う必要があります。
しかし、よほどその家に資産価値がないと残債さえ支払えないことが多いため、新しい物件を探すことさえ難しい場合が出てきます。
頭金なしでもローンは組めますが、やはり貯金はないと怖いかなと思いますね。
住宅ローンを借りる際は「頭金なし」で審査を通そうとしている人もいるかなと思いますが、実のところ頭金の有無だけが審査に影響している訳ではありません。
審査において重視するのは「返済能力と貸倒のリスク」と言われており、もしローン審査の際には別のローンや借金があるほうが審査に大きく影響すると言われています。
マイカーローンや教育ローンはそこまで響かないと言われていますが、もしその費用が返済能力に影響する場合は、やはり金融機関もいい顔をしないでしょう。
さらに、頭金なしで中古住宅を購入する場合は少し審査が厳しいようです。
もしローン返済が途中の段階で売り払う際、その物件にはほぼ資産価値がないのでローンの残債を返すことが難しいので、こちらも審査に響きます。
審査に堕ちる場合は、頭金だけでなくさまざまな要素を考えたいですね。
住宅ローンを頭金なしで組む人はそれなりに増えており、ある金融機関の調査では住宅ローンを組んだ人の約2割は頭金なしで家を購入しています。
頭金を入れれば金利面やローン期間においてメリットがあるといわれていましたが、現代ではその恩恵も少ない場合もあることもあって、頭金なしでも全然大丈夫かなと個人的には思うところがありますね。
ですが、中古住宅で頭金なしの住宅ローンの場合は、失敗ケースも少なからずあるみたいです。
中古住宅の場合はほとんど物件としての資産価値がないため、もしローンを支払い終える前に売却してしまうと、ローン残債を返せないケースがあります。
また、中古住宅を購入する際に収入面も厳しいと審査自体が難しくなる場合があるので、このあたりはしっかりと踏まえた上でローンを組みたいですね。
現代では新築一戸建て以外にも中古の戸建てを購入してリフォームするという選択肢もあります。
それ以外にも中古マンションを購入してずっと暮らすという発想も割と増えてきたかなと思ったりしますが、このどのパターンであっても頭金なしで購入する人も増えてきているみたいです。
一昔前であれば頭金なしで不動産を購入するという発想はなかなか出てきませんでしたが、今だと条件さえきちんとそろっていればフルローンだって大丈夫です。
非常にありがたい話だなと思いますが、中古マンションの場合は少し気を付けたいことがあるかなと思います。
それは、購入しようとする物件の適正価格です。
中古マンションでも適正価格よりも高い値段でローンを組んでしまう失敗例は非常に多いので、このあたりはしっかりとリサーチした上で購入したいかなと思います。
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