住宅ローン控除の初年度の還付時期は?還付金が少なくない場合の理由
住宅ローン控除を申請すれば還付金が送られるのですが、初年度でかつ確定申告が初めての人はいつ送られてくるかドキドキするものですね。
一般的には、住宅ローン控除とはいえ確定申告と同じ処理となっているので、還付時期は3月末から4月の間が多いみたいです。
しかし、確定申告の準備に戸惑って期間ギリギリになってしまった場合は、税金の計算が後にずれこんでしまうので、還付時期も5月のゴールデンウィークまで遅れてしまうこともあるようです。
経験上、確定申告シーズンの税務署は後ろの時期になればなるほど混み合ってくるので、できるだけ早く用意しておくことをおすすめします。
できれば金融機関から年末ローン残高証明書が送られてくる10月から準備しておくのがいいでしょう。
手続きは面倒だけれども多くの還付金をもらうことのできる、期待と不安の入り交る住宅ローン控除。
特に初年度は慣れない確定申告を行う人も多いかと思いますが、いざ申請したのに還付金の金額が少なくて驚いてしまった人もいるのではないでしょうか。
住宅ローン控除は各々のローン残高によって額が決まり、ローン残高に1%を掛けた額が返ってきます。
なので、ローン残高が3000万円であればおよそ30万円が返ってくるわけです。
それなのに、還付金では20万円程度しか返ってこないことがあるのは、それが所得税の限度だからです。
各税金には控除できる限度額が決まっており、そのルールに則った結果です。
もし還付金が少ない場合は、住民税を控除することで還付扱いとなるので、少し待ってみたいところです。
住宅ローン控除はよく「最高で40万円返ってくる」などと言われていますが、どのようなルールで還付金は決まっているのでしょうか。
住宅ローン控除の還付金はローン残高に1%を掛けた額と決まっており、2000万円であれば還付金として20万円が返ってくるという計算になります。
実は、住宅ローン控除は上限控除額が定められており、その額が4000万円となっています。
どれだけ多くのローンがあっても4000万円となっているので、これに1%を掛けるので還付金の最高額が40万円となるわけです。
そのため、別に初年度だから40万円がもらえるというわけではないので、その辺りについては注意が必要かなと思います。
また、ローン残高はだんだんと減っていくので、自然と住宅ローン控除も減っていくのは念頭に置いておきたいところです。
住宅ローン控除は所得や住民税から控除を受けることができる制度で、その一部を還付金としてもらうことで経済的な負担を楽にすることができます。
ローンを組んで家を購入した人の多くが利用していると思いますが、初年度は住宅ローン控除の申請と共に確定申告も行う必要があるので、少ししり込みしてしまいそうです。
ですが、ネットなどを検索してみると多くの情報や計算方法が記載されています。
たとえば、こちらのこちらのページ。
https://www.freee.co.jp/kb/kb-kakuteishinkoku/loan/
こちらのページでは具体的な数値を出して計算してくれているので、数値を変更することで簡単に計算ができそうですね。
また、記入例についてもしっかりと書いてくれているので、その辺りもありがたいページになっているかなと思います。
家やマンションなどの住宅をローンを組んで購入した場合は、住宅ローン控除に申請することも可能です。
しかし、住宅ローン控除に申請するためには色々な条件が存在しており、その1つといえば初年度の確定申告でしょう。
これはどのような職種の人でも申請する必要があるので、注意しておきたいですね。
また、住宅ローン控除には所得制限があることについても確認しておきたいところです。
住宅ローン控除は金利負担の軽減が趣旨であり、収入が高い人は除外されます。
その上限としては年末の合計所得が3000万円となっている人となっています。
よほどのお金持ちでも無い限りこの条件に引っかかることはないでしょうが、これ以外にも色々な条件を確認しておきたいかなと思います。
住宅ローン控除を初年度に申請する場合は確定申告や諸々の書類が必要など、色々と面倒に感じる部分もあるかなと思います。
その一方でローン残高に基づいて割と大きな金額の還付金が返ってくるので、楽しみでもありますね。
初年度の還付方法としては確定申告とほぼ同じで、申告から1か月程度経った頃に指定の口座に振り込まれます。
その前に税務署から「国税還付金振込通知書」がやってくるので、こちらもしっかりと確認しておきたいかなと思いますね。
また、還付金が少なくて不安に思った人は6月の住民税の公表まで待ってみましょう。
所得税で控除できなかった分は住民税から控除されるので、こうした還付方法があることについても確認しておきたいかなと思います。
平屋建ての総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- 控除はいつもらえる?初年度と2年目の違い
- 繰り上げ返済を併用する際の注意点と借り換えについて
- 中古住宅の場合の条件や注意点
- ローン残高によって還付金が変わる?
- 単身赴任でも受けられますか?転勤はどうでしょうか?
- 夫婦で受けるメリットとは?共働きならば別々に申請できる?
- 夫婦合算で申請する最大のデメリットは離婚!
- 初年度に申告漏れしたらどうすればいい?
- 初年度に受ける際の必要な手続きと必要書類と注意事項
- 育休中の事情を調査!申請はできるのか
- 年収500万円で頭金なしで組むのは危険ではないか?
- 年収500万円だといくらまで借りられる?3000万円が限界か
- 年収400万円で頭金なしは無謀?審査に落ちる可能性は
- 年収400万円だと、いくら借りれる?3000万円は可能か
- 家のローンが払えないと一体どうなる?競売にかけられるのか
- 何年で返すのが得策?平均的な返済期間は何年なのか調査
- 一括返済したいけどメリットは?デメリットはあるのか
- 一括返済を求められることなんてあるの?
- 一括返済において気を付けておきたい税金問題
- 一括返済する場合と借り換えにおける注意点
- ボーナス払いが損って本当?はい、デメリットが多いです
- 自営業でも通りやすい銀行はある?
- 自営業だと通らない理由は?借りれないと家が建てられない
- 自営業だと頭金は必須?ないと審査が通らなないかも
- 自営業の場合は所得が審査の対象になる点に注意!
- 自営業で返済ができないときの対処法、滞納するとどうなるの
- うつ病でも組む方法はある?
- 車のローンを上乗せはできる?借り換え時も可能なのか
- 落ちた!まずは原因を考えてみましょう
- 「落ちたい」場合どうすればいい?
- ネット銀行でもダメだった!何が原因?
- オーバーローンってバレると問題になる
- 便利そうな親子リレーローンですが大きなデメリットがあると聞きました
- 完済した平均年齢はどれぐらい?繰り上げ返済はした?
- 完済したらやること
- 完済するメリットを徹底検証!やっぱり返済は早いほうがいい?
- 完済後に必要な手続きは?繰り上げ返済手数料が一部無料?
- 金利は事前審査を利用すると下がるのか
- 金利引き下げ交渉のポイントは借り換えのタイミング
- 10年後、20年後の金利を予想!約1.0の上昇が濃厚
- 金利が急に上昇することはある?
- 無担保で借りる際は金利は高くなる
- 無担保を使うのはメリットよりデメリットの方が多いのが現実
- 金利の見直しを交渉したいけど、そんなことできるの?
- マイナス金利の際に選ぶべきもの
- フラット35で見る金利の推移とフラット35sの魅力
- 金利上昇の前に対応したいこと
- 繰り上げ返済の効果
- 早く返し終わると不利になる?
- 返済しすぎると貧乏になる?ボーナス払いも計画的に
- 派遣社員の審査の要は勤続年数?
- 経過観察や肝機能の問題で再審査で落ちる?
- 健康診断の重要な項目と費用、受けていないとNG?