【繰上げ返済のデメリット】早く返し終わると不利になる?
目次
- 住宅ローンの繰り上げ返済にデメリットなんてあるの?
- 手数料について
- 経過利息とは
- 繰り上げ返済をして住宅ローン返済した人が後悔していること
- 住宅ローン控除のある10年間は繰り上げ返済を利用しないほうがいい?
- 住宅ローンの繰り上げ返済を損なく使う方法
- 夫婦でも贈与税が発生することがある!?
- 早めにローン完済!火災保険は手続きが必要?
住宅ローンの繰り上げ返済はできるだけ早くローンを終わらせられるため、非常に有効な手段として認知されているように感じます。
しかし、メリットがあればデメリットも存在しており、こちらについて注意しておく必要があるように思います。
まず、繰り上げ返済のデメリットとして最も大きいのが、繰り上げ返済をしすぎることで資産が枯渇する可能性があることでしょうか。
繰り上げ返済で早めにローンを終わらせることも大事ですが、将来に必要な貯蓄はおろか生活費までカットするのは好ましくないかなと思いますね。
また、早く返済しすぎると住宅ローン控除による恩恵を受けづらくなるというデメリットもあるので、資産運用は計画的に行いたいものです。
住宅ローンの期間や残高を軽くすることで知られる繰り上げ返済ですが、申し込む場合は手数料がかかる場合があります。
窓口にて対応してもらう場合は約1万円程度取られることが大半となっており、それなりのコストが掛かることになります。
ですが、インターネットで手続きする場合は無料であることがほとんどで、借り入れ時に保証料を一括払いしている場合は一部戻ってくることもあるので、しっかりと確認しておきたいところですね。
ですが、返済できる金額については各金融機関でマチマチとなっており、1円以上であればいいところ場所もあれば100万円以上が求められることがあり、さらにインターネットであれば10万円からとなっていることもあります。
申請する前にしっかりと申告できる金額を確認しておきたいですね。
繰り上げ返済について調べていると出会うことになるのが経過利息かと思いますが、こちらについても知っておいたほうがいいかなと思いますね。
住宅ローンでは元金と利息を毎月支払うことになりますが、利息については一か月後ろのものについて支払うことになります。
しかし、繰り上げ返済を利用すればその利息についても前もって支払うことになり、その飛ばしてしまう利息を経過利息と言います。
そのため、繰り上げ返済を利用する場合は一定期間以上の利息をまとめて支払うことになるので、その分だけお金を用意しておく必要があることになります。
この経過利息についても計算に入れておかないと計算が合わなくなる場合もあるので、しっかりと把握しておきたいところだなと思いますね。
住宅ローンは若いうちに借りてコツコツ返済するのが望ましいという風潮が日本にはあるかと思います。
また、最近では早めに完済して老後破産を回避するために繰り上げ返済をガンガン行って完済を早めるという考え方も出てきており、どちらにも各々の状況に合わせた返済方法を考えたいものです。
しかし、繰り上げ返済をガンガンした人の中には後悔した人も少なくないようです、その最たる理由がライフプランの圧縮にあります。
繰り上げ返済をする期間は、どうしても子育てと重なってしまうことが多いようです。
そのため、余分に回せるお金が無くなってしまい、その点で後悔した人は多いと言われています。
最後まで安定して返せるのであれば、長期的なプランを組み立ててもいいかもしれませんね。
住宅ローンを組んだ場合は、10年にわたってローン残高に準じた還付金をもらえる住宅ローン控除が利用できるようになっており、これを使わない手はありません。
ローンが残っていればいるほどもらえるこの制度となっているため、ローンを早く完済したい人も開始時期には繰り上げ返済を利用しない人もいるみたいですが、実際のところ10年間は返済しないほうがお得なのでしょうか。
繰り上げ返済のタイミングについては諸説ありますが、やはり返済額軽減型をはやめに利用しておけばローン残高が減るため、相対的に支払うお金は減ってきます。
そのため、はじめのほうに繰り上げ返済を利用しておいたほうが効果は高いというのが一般的な見方です。
また、繰り上げ返済をやろうとしても手元の資産が無くなっては元も子もないので、やはり資産との相談になるかなと思います。
住宅ローンの重みを軽くしてくれる繰り上げ返済も、やはり闇雲に使っていても十分な効果は期待できないとのことです。
特に、繰り上げ返済を行うのははじめる期間が重要と言われており、ローンの支払いから10年以内が勝負とも言われています。
繰り上げ返済はローンの残高に応じているため、期間短縮型・返済額軽減型のどちらにおいても初期のローンを切り崩しておかない限りは後々の利息を減らすことができません。
そのため、払い開始10年と残り5年で繰り上げ返済をした場合では、支払う金額に大きな差ができてしまうとのことです。
しかし、払いはじめの10年間は住宅ローン控除があるので悩む方も多いかもしれませんが、これも金利や借り入れ額によって違いが出てくるので、このあたりだけでも計算してお得な方を選びたいところかなと思います。
住宅ローンを支払っていると何かと税金についてもさまざまな情報に触れることが多くなり、その中には贈与税もあるのではないでしょうか。
贈与税とは高額なお金や資産価値のある物品をやり取りする際に課せられる税金で、このやり取りについては親子だけでなく夫婦においても発生すると言われています。
そのため、繰り上げ返済のお金としてパートナーのどちらかが持っているお金をもう片方の口座に移すことで税金が発生する場合があるのです。
しかし、生前ならば110万円以下のお金や物品ならば非課税対象となるため、もしやり取りをするならばこの金額以下で小分けにするのがいいかなと思います。
ですが、これも何度も定期的に行っていると目を付けられる場合があるので、ほどほどにしていきたいところです。
住宅ローンをとにかく早く完済したい人は、繰り上げ返済をどんどん使って20年以内に終わらせる人もいるのではないでしょうか。
完済した後は重いローンという重圧からも解放されるかと思いますが、最後に火災保険などの確認はしておきたいところかなと思います。
住宅ローンを完済すると金融機関から抵当権抹消などの手続きを行うように言われると共に、火災保険からも同じような手続きについて確認してもらいたいという案内が届くようです。
その案内の内容を確認した上で、会社と直接必要な手続きをしておけばそれだけで基本は大丈夫です。
しかし、住宅ローン契約時の火災保険はなにかと保険対象が狭いこともあるので、このタイミングで切り替えなどを検討してもいいかもしれませんね。
平屋建ての総合情報
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