住宅ローンの繰り上げ返済って効果はあるの?
目次
- 住宅ローンは頭金を多めに入れるのと、繰り上げ返済ならどちらがお得?
- 住宅ローンの繰り上げ返済のタイミングはいつからがいい?
- 繰り上げ返済はいくらから可能?
- 月々1万円だけ多く返済、効果はある?
- 退職金をあてにした住宅ローンの繰り上げ返済は危険
住宅ローンを早く完済したい人は繰り上げ返済の利用を検討しているかと思いますが、実際にどれぐらいの効果があるのか気になるところですね。
では、実際に4000万円のローンがあったとして、繰り上げ返済の期間短縮型を利用して100万円を繰り上げたとしましょう。
繰り上げ前はローンがそのままになりますが、繰り上げた場合は約1年程度はやく完済することができます。
これに対して返済額軽減型を利用した場合は、月々の返済を約4000円ほど抑えることが可能となり、1年単位でみれば4万8千円も浮かすことができることになります。
この条件は金利や年数などあらゆる条件を排除した一般論ですが、返済しないよりは少なくとも完済に近づけるのはわかりますね。
諸々の条件をしっかりと想定して、賢く返済計画を立てたいかなと思いますね。
住宅ローンの繰り上げ返済が完済を早めてくれるのは何となくわかりますが、実際に効果があるのか計算するのは難しいそうなところです。
ですが、ローン定数(https://medistor.net/loan-prepayment-simulation/)という数値を使えば素人の方でもある程度は把握しやすくなるとのことです。
ローン定数はローンの年間返済総額をローン残高で割ったものとなっており、この数値が低いほどいい状態をキープしていると言われています。
この定数を元に各年の繰り上げ返済による金額と効果を計算していけば、自分がどれぐらいのペースで返済すればベストな状態なのか把握しやすくなるようです。
このように計算式を元にして自分で計算していけば、むやみな繰り上げ返済によって家計が圧迫されることも少なるなと思うので、1つの指標として利用したいかなと思います。
住宅ローンという大きな資産運用を行うことは、人生でそう何度も経験することではないかなと思います。
そのため、さまざまな情報を見てはどのようにすべきか悩んでくるものですが、中でも資産を頭金と繰り上げ返済のどちらに回すのか踏ん切りがつかないことも多いのではないでしょうか。
頭金は住宅ローンを借りる際に用意しておけばグッと返済額が減りますが、もしかすれば後で繰り上げ返済を行ったほうがトータルの支払い額が減る場合もあるみたいです。
その条件として考えておきたいのが金利にあるようです。
金利が低ければ頭金を入れようが入れまいがあまり金額が変わらないため、後で繰り上げ返済を行ったとしても金額に差が出づらいとのことです。
これらは条件によって変わってくるので、わからない場合は専門家などに相談しながら決めたいかなと思います。
住宅ローンの繰り上げ返済はローンを減らす効率的な手法の1つですが、そのタイミングには諸説があるみたいです。
もちろん、各契約者の条件によっていつから繰り上げ返済をすればいいのかバラバラになるのは当然なのですが、一般的には住宅ローン控除の期限と見比べながらになるのではないでしょうか。
住宅ローン控除は10年に渡り、ローン残高に応じた控除を受けることで還付金を受け取ることができます。
そのため、早々と繰り上げ返済によってローンを完済してしまうと、せっかくの還付金を受け取ることができないようになってしまうわけです。
この還付金の受け取れる額にもよりますが、戻ってくる金額と相談しながらタイミングを見極めたいかなと思いますね。
住宅ローンの繰り上げ返済についてはさまざまな情報が出ていますが、いくらから申請ができるのかあまり知られていないような感じがあります。
繰り上げ返済といっても各機関によって扱いは異なりますし、手数料の有無なども存在しますが基本的には1万円以上から利用できることが多いとのことです。
1万円から多めに返済してローンの軽減ができるのであれば嬉しいものですが、個人的には細々とし過ぎたお金を返しても効果は少ないかなと思いますね。
住宅ローンの利息はローンが大きいだけに膨大なものなので、たった1万円では利息や元金の減少について効果を得られないかと思います。
繰り上げ返済をする際はまとまったお金を支払うことが大半のため、できれば資金を作った上で行いたいですね。
できるだけ早く完済を目指すために住宅ローンの繰り上げ返済を利用する人は多いかもしれません。
この繰り上げ返済を利用すれば返済期間かローン残高を小さくできる効果があるとのことで、基本的に一万円から支払うことができるようになっています。
ですが、巨額の住宅ローン残高に一万円だけ多く支払ったとしても、個人的には焼け石に水のようなイメージがありますね。
実際に固定金利30年で0.93%、毎月の返済額が91,390円の人が一万円だけ繰り上げ返済した場合、軽減される利息としては約3000円程度と言われています。
たしかに前進したといえばしていますが、効果が大きいとは言えませんね。
繰り上げ返済を行う際は、できるだけ大きな効果が出るように調整したいところです。
住宅ローン計画を立てていた人の中には、もらった退職金を使って繰り上げ返済を行い完済しようと目算している人も多いかと思います。
ですが、個人的にこの方法は危険かなと思いますね。
住宅ローンを過去に組んでいた人の中には、経済がまだ安定した人もいるかと思います。
しかし、状況が一変して想定していたよりも退職金をもらうことができず、住宅ローンを支払うと何も資産が残らないというケースが多発しています。
最悪の場合は退職金では賄うことができず、老後破産という話も後を絶ちません。
また、今後住宅ローンを組む場合でも、金利も徐々に上昇する可能性も秘めているため、あまり退職金をあてにしたプランは立てづらいように思いますね。
平屋建ての総合情報
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