家のローンが払えないと一体どうなる?競売にかけられるのでしょうか
家のローンは月々8万円から10万円ほど支払うのが多いかなと感じるのですが、もし支払えない場合はどうなるのかわからないものです。
家のローンは支払えないとすぐに立ち退きや催促を迫られると思う人も多いようですが、実際のところそんなことはありません。
住宅ローンには支払いの猶予期間があり、3か月から1年の間ならば待ってくれます。
しかし、金融機関側も支払いが滞っている場合は一括の返済を求めてくることがあり、しかもローン残高のすべてなので注意が必要です。
また、3か月程度の支払いが滞っているだけならばボーナス払いでいいと考える人もいますが、結局は月々の支払いができていないので抜根的な解決ではありません。
家のローン支払いが難しいと感じる場合は、すぐに金融機関に相談する必要があるかなと思います。
住宅ローンは余裕をもって組んでいないと金融機関もゴーサインを出しませんが、それでもローンを支払えない世帯が発生しています。
およそですが、住宅ローンを支払えない世帯は全体の約5%ほどいると言われており、決して少なくない数だなと個人的には思いますね。
平成24年の総務省統計によると、3ヶ月以上の返済遅延の世帯主年代は40代が多く、その原因としてはリストラや給与カットが多いようです。
この年はリーマンショックが発生した後で経済的に大打撃を受けた年でもあるのですが、それ以前に無理な借り入れや頭金なしによるリスクによって破産するしかない人も多かったと言われています。
また、住宅ローンの支払いと共に教育費がかさばったことも原因といわれており、住宅を購入する場合はトータル的にお金の使い方を考えたいかなと思います。
住宅ローンを支払えない場合はすぐに立ち退きなどになることはありません。
ですが、しばらく住宅ローンを支払わないと金融機関だけでなく裁判所からも催促状が届きだし、しばらく放っておくと競売にかけられることになります。
実際のところ、住宅ローンが1か月ほど支払っていないだけであればまだ厳しくありません。
しかし、2~3か月以上になると住宅ローンを一括して支払うような催促状が届くようになり、さらに6か月放っておくと一括して支払うことしかできなくなります。
さらにこの状態を放っておくとついに競売へ掛けられることになってしまい、これを回避するためには自分たちで売却するしかありません。
どちらにしても放っておくと売却しか道が残らないので、できるだけ早めに金融機関などに相談したいかなと思います。
夢のマイホームを購入したにも関わらず、急なリストラなどの影響で住宅ローンが支払えない状態になる人も少なからずいます。
どうしても手放したくないからといって、住宅ローンの支払いを止めていても負債は膨らみ続け、ローンの一括支払いや強制的に競売に掛けられるなどのトラブルに発展します。
そのため、住宅ローンの支払いがどうしても難しい場合は、基本的には売却するほかないようです。
売却以外にも任意整理によって利子や遅延賠償金のカットできる方法などもありますが、ローンを支払えない限りは手元に家が残ることは基本的に難しいと思った方がよさそうですね。
また、頭金なしの状態で家を購入している場合は、住宅ローンの支払いが多く残っていることもあり得るので、やはり家を購入する際は万全の準備をしたうえで行いたいかなと思います。
家を購入するために住宅ローンを組む人が大半ですが、2018年には住宅ローンを支払えない人が急増しているとのことです。
その理由として多くなっているのが、退職後の自己破産といわれています。
日本も景気がいい時期ならば、余裕のある退職金が用意されていることが多かったようです。
しかし、長い不景気が続く日本では退職金のお金も少なく、定年後に退職金で残りの住宅ローンを一括して返済することも難しくなっています。
また、近年では頭金なしでも住宅ローンを組めるようになっていますが、その弊害で住宅ローンの返済期間が長くなってしまうことも一因となっているようです。
働ける期間は短くなる中、晩婚化などで家を購入するタイミングも遅くなっているので、かなり慎重になって考えるべきだなと思います。
万全の準備をしたつもりでも、突然の出来事によって家のローンが支払えなくなってしまうことは十分に考えられます。
家のローンが支払えないとすぐに立ち退き処分となったり、自己破産したりして債務を整理する必要があると思われがちです。
ですが、家のローンが払えないからといって、すぐに資産を手放す必要もないようです。
家のローンを払えない場合、もしかすると借り換えを行うだけで金利が少なくなり、もしかすると支払うローンを圧倒的に減らすことができることがあります。
もしくは返済スケジュールを金融機関で見直したり、住宅ローン以外の債務を整理したりすることで、住宅ローンの支払いを再開することも夢ではありません。
家のローンが支払えないからといって嘆く前に、まずは金融機関などに相談するのがいいかなと思います。
平屋建ての総合情報
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