育休中の住宅ローン事情を調査!住宅ローン控除は申請できるのか
住宅ローンは申請者の収入をはじめ、あらゆる状況を鑑みた上で確実に返済できるかどうか見極め、大丈夫と金融機関に判断されれば審査が通ります。
なにか不安要素があれば審査から弾かれてしまうこともあるのですが、その中には育休中ということで不安に感じる人もいるでしょう。
もし夫婦合算で住宅ローンを申請する場合、妻が育休中の場合はタイミングによっては注意が必要とのことです。
たとえば、住宅ローンの申請や物件完成前と契約の間が空く場合に、妊娠や育休が発覚した場合は妊娠を踏まえた上で再審査になることが多いみたいです。
夫婦合算で申請している場合は、その片方がいなくなることで返済に問題が出る可能性が多いため、やはり金融機関側としても危ない橋を渡りません。
この辺りも踏まえた上で住宅購入は考えたいですね。
住宅をローンにて購入した場合は、住宅ローン控除の申請ができる可能性があります。
こちらの制度を利用するにはあらゆる条件がありますが、もし育休中ならばどうなのでしょうか。
そもそも、住宅ローン控除はローン残高に基づいた上で、所得や住民税から一定のお金を控除するための制度となっています。
そのため、育休中でまったく収入が無い人は所得がなければ住民税の対象になることもないので、住宅を購入した初年度であろうと申請する権利がありません。
もし夫婦そろってペアローンなどを組んでいた場合も所得がなければどうにもならないので、育休中と初年度が重なった場合は諦めるほかありませんね。
しかし、育休前の給与所得がある場合は申請できるかもしれないので、わからない場合は税理士などにきちんと相談したいかなと思います。
家やマンションをローンにて購入した人にとっては、なにかと気になってしまうのが住宅ローン控除ではないかなと思います。
ローン残高によって一部のお金が還付金として返ってくるので、ぜひ利用したいところですが税金が発生しない限りは申請もできません。
そのため、夫婦の連帯保証人で住宅ローンを借りたとしても、妻が育休中で収入が0円ならば利用できないのです。
また、育休明けもタイミングや所得の金額によって住宅ローン控除の有無も変わってくるので、この辺りはきちんと計算をした上で確認しておきたいところかなと思います。
ならば住宅ローン控除のルールでもある5年間を遡って申請し直そうと考える人もいるかもしれませんが、そもそも税金が発生していない場合はこのルールの適用外になることも知っておきたいところです。
住宅ローン控除はローン残高に従って還付金がもらえる制度で、所得がある上で税金を支払う必要のある場合に申請ができるようになっています。
このルールに従って言えば、育休中に収入が0の場合は当然として住宅ローン控除の申請はできないことになります。
この原則は住宅ローン控除の中でも大事なルールで、反対をいえば育休前に収入があって確定申告ができる状況にある場合は、育休中でも住宅ローン控除を申請できるかもしれません。
しかし、収入があるだけでは難しいところがあり、収入額から一定の所得税が発生しなければ住宅ローン控除の申請もできないので、この辺りはきちんと計算しておく必要があると思います。
どうしてもわからない場合は税理士に相談したいところです。
住宅ローンの代名詞ともいえるかなと思うのが、フラット35ではないでしょうか。
フラット35は名前のとおり35年で完済できる計画のことで、金利も低めになっているのが1つの特徴になっているかなと思います。
そんなフラット35は審査も比較的簡単というイメージを抱く人が多いかと思いますが、育休中でも条件付きならばきちんとローン申請ができるとのことです。
フラット35の場合は育休中であったとしても、資金実行までに復職する予定がある場合は申請ができるようになっています。
ローンを通った後は給与明細などの提出を行う必要があるみたいなので、きちんと取っておきたいところかなと思います。
育休中でも諦めずに行動すれば、マイホーム購入のために色々とできることはありそうです。
住宅ローンは金融機関が申請者の年収などを踏まえて、本当にお金を貸しても大丈夫なのか確認が取れてから審査に通ります。
そう考えると収入が0の状態となる育休中の人には厳しいかなと思いがちですが、最近では少し状況が違うみたいです。
銀行的にはお金を貸すリスクがある一方で、全体的にお金を借りる人自体が減っているので銀行の取り分も減ってきています。
そのため、育休中でも復職の予定がある場合や収入合算、ペアローンなどによる申請ならば審査を行うだけでなくクリアできる場合もあるようです。
こうした審査の場合は給与明細などによって在籍確認などを取られるので、きちんと書類については撮っておきたいかなと思います。
住宅ローンは基本的に収入が安定している人のほうが審査に通りやすいため、育休中だと鼻から相手にされないと考えがち。
ですが、最近では金融機関のほうでも考え方が変わってきており、育休中でも復帰の意思や予定がある場合は、その内容や条件などによっては住宅ローンの審査に通る場合があるようです。
しかし、これはあくまでも各銀行や金融機関によって考え方は違いますので、しっかりと確認しておきたいところだなと思います。
また、借り換えに関しても育休中であっても今後の動き方次第で審査が通る場合があるみたいです。
住宅ローンを新規に借りる場合や借り換えであっても、これらはあくまでも一定の条件下でのみ可能性のある話みたいなので、育休を取る前に計画を立てておきたいところかなと思います。
住宅ローン控除を受けるためには、その申請したい人の数だけ確定申告が必要になってきます。
そのため、夫婦がそれぞれ住宅ローンを組んでいて住宅ローン控除を受けたい場合は、各一人ずつの確定申告が初年度には必要になってくるわけです。
ですが、妻が育休中の場合でその年度の所得が0であったり税金が発生するだけの所得が無かったりする場合は、そもそも確定申告を行う必要がありません。
住宅ローン控除とは税金が発生する場合に、その一部を控除することで家を購入した人の経済を援助することが目的となっているので、このあたりは仕方ないといったところでしょうか。
また、育休中で申請できなかった分は過去分として申請することもできないので、どうしても住宅ローン控除を検討している人は注意が必要かなと思います。
住宅ローンの審査は育休中だと取りづらいという考えが以前はありましたが、現在では労働環境と共に生活環境も変わっていることもあって、きちんと復職する意思や予定がある場合は審査に通ることがあります。
また、住宅ローンは基本的にきちんと返してもらえる可能性がある場合に貸し付けを行っており、育休中であっても公務員や看護師のような復職しやすい仕事ならば育休中でも審査に通りやすいイメージがありますね。
一般的に看護師は住宅ローンにおいても通りやすい職業の1つと言われており、それは高い収入と安定した職場であることが理由となっています。
こうした事情があれば、育休中でも住宅ローン審査に通りやすいのもわかるかなと思います。
最近はなにかと仕事とプライベートの両立が叫ばれており、子供が生まれた人は育休を取る人も多くなっているかと思います。
その育休中は子供を育てるだけでなく、手狭になった家から引っ越すためにマイホームの計画を立てる人も少なくありません。
特に、育休中に住宅ローンの仮審査を受ける人は多くなっているようですが、審査に通るのか心配ですよね。
しかし、金融機関側でもこうした事態を踏まえており、直近の源泉徴収票とフルに働いていた時期の給与がわかる源泉徴収票があれば審査をしてくれるようです。
これならば借り入れ額が減ることもありませんし、自分に職場があることも示すことができるので安心できるかなと思います。
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