年収400万円で住宅ローンだと、いくら借りれる?3000万円は可能か
住宅ローンを組む上で気になってくる内容の1つが、年収ごとの上限借り入れ額ではないでしょうか。
いくらマイホームが欲しくても年収に見合わない借り入れ額を申請してしまうと、審査落ちになってしまうということも珍しくありません。
たとえば、年収400万円ならば上限はおよそ3000万円となっていますが、これはフルローンにした場合です。
現実的な額としていくら借りられるかというと、2000万円から2400万円の間といわれています。
もちろん、この借り入れ額もあくまで一般論であり、金利や借り入れ期間などを踏まえると、もう少し少なめで借りている人の方が多いようなイメージが個人的にはあります。
年収だけでは測れないところもあるので、しっかりと金融機関などと相談しながら組み立てたいですね。
一般的に住宅ローンは年収の5倍から6倍のラインにて組むのがいいと言われており、年収400万円に当てはめて考えると2000万円から2400万円という計算になってきます。
このラインだと月8万円の返済で30年ローンでもいけるという意見は割とあるみたいですが、もう少し厳しく見る見解もあります。
家を購入するということはおそらく子供がいる可能性が高く、2018年時点の日本経済の状況を踏まえて考えてみると、年収400万で月8万円も出すというのはわりとしんどいとみる人のほうが多いようです。
そのため、年収400万で住宅ローンを組む場合は自己資金を用意していることが多く、その資金をプラスして2000万円のローンを組むことも少なくありません。
年収だけでなく、住宅ローンを組む場合は複合的に条件を考えておきたいですね。
住宅ローンを組む場合は審査を受ける必要があり、それに通らない限りは借り入れを受けることはできません。
そのため、申請する場合は自分の条件についてしっかりと把握しておく必要があるかなと思うのですが、年収400万の場合はどれぐらいの金額まで借りられるのでしょうか。
およそですが、年収400万の人は2000万円から2400万円あたりが理想的な借り入れ額と言われています。
そのため、2500万円以上だと審査を受ける場合に厳しいところがあるだけでなく、実際に借りれたとしても返済が追い付かずに家計が火の車になることも考えられそうです。
また、年収400万で2000万円の借り入れを受けたとしても月8万円ほどは返済することになるので、この額が自分にとって余裕があるのかどうか考えてから購入を検討したいかなとお思います。
結婚して子供が生まれると、自然と欲しくなってくるのがマイホームかなと思ったりします。
2018年の平均的な年収400万円でも、色々と生活費も足りなくなってしまう不安もあるかと思いますが、適度な借入額であれば工夫次第でなんとかなるという意見もあります。
一般的に2000万円から2400万円あたりなら無理なく返済できるといわれており、年収400万円の限度額に近い3000万円だと余裕のない返済計画になる可能性があります。
ですが、反対に考えて3000万円もの借り入れが必要な家とはどのような家なのでしょうか。
3000万円となると日本でも割と名高いハウスメーカーの住宅も買えるほどの金額です。
地元メーカーなどで探せば1000万円台でも十分に過ごせる家はあるので、個人的には家探しをしっかりしたいかなと思います。
住宅ローンは年収から大体の借入額がわかるようになっており、年収400万円ならば約3900万円までが借入額となっています。
そのため、3500万円の住宅ローンを借りようと思えば借りることもできるかと思いますが、個人的には絶対に組みたくないなと思いますね。
限度額はあくまでマックスまで借りた場合の金額で、実際に返す際の返済負担率のことを考えていません。
そのため、3500万円もの借り入れを年収400万円で実現してしまうと、毎月10万円以上もの返済に迫られることもあるようです。
これだけの返済負担率になるとさすがに家計を圧迫してしまい、へたをすれば家をすぐに売却することにもつながります。
住宅ローンを組む前に、本当にそれだけのお金を借りる必要があるのか考えたいかなと思います。
住宅ローンは一度組んでしまえばそれで終わりということはなく、状況によっては借り換えを行うこともできます。
借り換えをすれば今組んでいる金融機関よりもトータル的に支払う住宅ローンが減る可能性もあるので、タイミングを見計らって行う人は割といるみたいです。
では、年収400万の人が住宅ローンを組んでいる際、借り換えを行う必要があるのかといえば、やはりケースバイケースというのが正直なところだと思います。
また、借り換えを行う場合はタダでできるわけではなく、借り換えのための手数料や新しい保険費用、さらには登記の費用もかかってきます。
年収400万で住宅ローンを組んでいるとキツキツになる場合もあるみたいなので、もし借り換えを前提にしている場合はきちんと貯蓄しておく必要がありそうです。
住宅ローンを組んで家やマンションを購入した人の多くが利用していると思われる住宅ローン控除だと思いますが、今からローンを組む人の中にはこの制度で返ってくるお金をアテにしているのではないでしょうか。
しかし、個人的にその運用方法はあまりおすすめしたくないかなと思います。
住宅ローン控除は自分の組んだローン残高に合わせて控除額が決定されます。
そのため、年収400万で住宅ローン2000万円の申請をした場合、この金額に1%をかけたものが還付金として返ってくるので20万円という計算になります。
20万円はもちろん大きなお金ですが、住宅購入には思わぬ出費が付き物なので、やはり慎重に使っていきたいかなと思います。
また、住宅ローン控除の額を増やそうと高額ローンを組んで返済できないようになっては元も子もないので、余裕ある返済にしたい場合は貯蓄が欠かせないかなと感じますね。
住宅を購入するとなると、自然とついてくる税金問題ですが普段ふれることの少ない分野だけに、わからないことのほうが断然多いようなイメージがあります。
しかし、住宅ローンを組んで家を購入すると住宅ローン減税としてさまざまな恩恵を受けられることも多く、やはりチェックして効率よく資産運用をしていきたいものです。
そこで、非常に便利だなと思うのが「すまい給付金かんたんシミュレーション」(http://sumai-kyufu.jp/simulation/kantan/)というサイトでしょうか。
このサイトでは自分の年収や所得から簡単に住宅ローン控除などの制度で、どれぐらい住宅ローン減税ができるのかがわかるようになっています。
「年収400万」という断片的な情報だけでなく、各金利からも計算できるようになっているので、活用しない手はないかなと思いますね。
自営業の人は住宅ローンを組むのが一般的に難しいと言われていますが、実際のところ年収で計算はしません。
そのため、「年収400万円ならば~」などの尺度では考えることが難しく、その代わりに所得自体で考えることが一般的となります。
自営業の人は所得が300万円以上で営業が2年以上続いていることがひとつのラインとなっており、まずここをクリアしない限りは住宅ローンを組むのは難しいと考えるほうがいいかなと思います。
年収400万円の手取り所得を計算すると約320万円と考えれば、自営業の人は年収400万円程度の稼ぎがなければ住宅ローンを組むのが難しいというのもわかりますね。
自営業の場合はローンを組む際に慎重に話を進めたいかなと思います。
住宅ローンといえば、まずフラット35が頭に浮かんでくるかなと思います。
2018年の日本だと変動金利はかなりの低金利となっており、年収400万円でも余裕をもって住宅ローンを組めると考える人がいるのではないかなと思いますが、個人的には注意したいことがあります。
それは、返せる金額から考えること。
通常ならば年収から「どれぐらいのお金を借りられるか」と考えがちですが、これは危険な考え方かと思います。
限度額から考えると実施兄毎月返さないといけない金額の計算を忘れてしまい、いざ審査に通ったとしても返済に困ってしまい日常生活に支障をきたす場合もあります。
年収400万円ならば毎月8万円程度の返済が理想と言われているみたいなので、この辺りを軸に考えたいかなと思います。
年収400万円の人が住宅ローンを組んでマイホームを購入する場合、資金の使い方によっては生活がしんどくなるという意見もあります。
実際に年収400万円の月々の所得を計算すると約21万円ほどと言われています。
年収400万円で一般的な住宅ローンの借入額と言われている2000万円程度で組んだとすると、この中から住宅費用として支払うお金は約10万円となります。
月給のおよそ半分と考えると、やはり年収400万円で住宅ローンを組む場合は夫婦共働きが前提と考える人も多いかもしれませんね。
しかし、お金の使い方は人それぞれであり、年収400万円だけで住宅ローンを組んで普通に生活している人がいるのも事実です。
また、住宅ローンの借り入れ自体を少なくすることも考えられるので、夫婦でしっかりと話して決めていきたいですね。
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